カインズが桑名市と連携協定を締結、地域課題を共に解決へ

カインズが桑名市と包括連携協定を締結

2024年8月19日、株式会社カインズは桑名市において「包括連携協定」を締結しました。この協定は、地域の多様な課題に対処することを目的に設けられたものです。カインズと桑名市はともに、それぞれの持つリソースを活用し、地域のニーズに迅速に応える体制を整えることで、市民サービスの向上を図り、地域社会の発展を目指しています。

カインズの「くみまち構想」

カインズは、2021年に策定した「くみまち構想」のもと、地域共生に向けた様々な取り組みを行なっています。この構想は、地域の人々が自らの暮らしをより良くするために、共同で活動を行うことを奨励しています。桑名市内には、西日本最大の売場面積を誇る「カインズ桑名店」と自社最大の物流拠点「カインズ桑名流通センター」が位置しており、これらを活用することで地域経済にも貢献してきました。

協定の具体的な取り組み

今回の協定では以下の11項目において連携が計画されています：
1. 地域の安心・安全、災害対策
2. 子育て支援、青少年育成
3. 健康促進および福祉
4. 高齢者・障害者支援
5. 産業の振興、雇用創出
6. シティプロモーション、観光振興
7. 環境保全
8. 農業振興、地産地消
9. スポーツ、文化、芸術の振興
10. まちづくり
11. その他市民サービスの向上

具体的な実施内容は今後協議を通じて決定されますが、特に注目されるのは以下の取り組みです。

1. 予防救急の啓発活動

救急車を呼ぶことなく病気やけがを防ぐための啓発として、「予防救急のススメ」のリーフレットが桑名市と共同で作成され、各市民センターで配布されます。また、カインズ桑名店にて啓発イベントも予定されています。

2. 防災・災害対応

カインズは多くの行政機関と災害協定を結んでおり、桑名市とも物資供給の協定を結んでいます。今後は桑名流通センターを物資配送拠点として活用し、災害時の対応を迅速に行う予定です。

3. 職場体験の提供

カインズ桑名店では、地元の中学生を対象とした職場体験を実施しています。生徒は、店舗内での体験を通じて社会の仕組みを学ぶ機会を得ます。

地域の未来に向けた挑戦

桑名市とカインズの協力により、地域の様々な課題に真正面から取り組む姿勢が見受けられます。この連携によって、桑名市民が幸福で、安心して暮らせる社会の実現に向かうことが期待されています。

今後も両者のコラボレーションから目が離せません。地域の活性化、そして市民の幸せを実現するためのエキサイティングな取り組みが続いていくことでしょう。