リコーの360度カメラが積水ハウスの現場管理を革新
株式会社リコーは、業界共通の課題に応えるソリューション「RICOH360 プレミアムパッケージ」を積水ハウスに導入することを発表しました。この取り組みは、360度カメラを用いた現場のVR化を通じて、建設業界の業務効率化を図ることを目的としています。
360度カメラの導入背景
リコーは2013年、世界初のワンショット360度カメラ「RICOH THETA」を発表し、以来、360度画像を利用したプロジェクトや業務効率化のプラットフォームを展開してきました。現在、特に住宅業界では、人手不足や働き方改革が求められる中、デジタル技術を活用することで現場管理の効率性と施工品質の向上が重要となっています。
この理念のもと、リコーとログビルドが協力し、積水ハウスに「Log Walk」アプリを通じて現場をVR空間にすることで、現場監督の負担を軽減し、作業品質を向上させる取り組みも行っています。
具体的な取り組み内容
2024年2月より、積水ハウスの全国の現場で、360度カメラ「RICOH THETA X」が標準ツールとして導入されます。このカメラを利用することで、遠隔地からでもリアルタイムに工事の進捗を確認し、安全観察を行うことができ、また、現場の映像を一元化することで組織的な管理も可能になります。さらに、データの蓄積により将来的な業務の効率化も期待されます。
リコーは、業務に適したTHETA Xと付属品を含んだ「RICOH360 プレミアムパッケージ」を提供することで、積水ハウスの機材運用を総合的にサポートします。これにより、必要な期間・数量だけ機材を柔軟に活用できる体制が整うため、業務の負担が大幅に減少します。
期待される効果
この新たな取り組みからは、以下のようなメリットが期待されます。
- - 工事進捗の迅速な確認:遅延が発見された際は即座に関係者に確認を求め、スムーズに工程を調整可能。
- - 効率的な現場打合せの実施:360度画像によって現場状況を詳細に確認し、施工に関する問い合わせの迅速な解決が可能。
- - 施工作業の品質確認の強化:施工作業のトスアップにより隠ぺい部の管理が徹底され、作業の手戻りが減少します。
- - 安全性の向上:職人が安全意識を高めることにより、現場の整理整頓が促進され、労働災害の防止にも寄与。
- - 顧客満足度の向上:360度写真を用いて進捗状況を報告し、顧客に対する情報提供の質の向上が期待されます。
リコーの理念
リコーは、長年にわたりお客様のビジネス成功をサポートし続けています。また、デジタルサービスや印刷ソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。これらの技術の活用が、積水ハウスの業務においてもさらに大きな成果をもたらすことを期待しております。
さらなる詳細は、
リコー公式サイトをご覧ください。