『そらの100かいだてのいえ』新刊発表と大阪展覧会情報

大人気絵本シリーズ『そらの100かいだてのいえ』が登場！

長年にわたり愛されてきた「100かいだてのいえ」シリーズの最新作『そらの100かいだてのいえ』が、ようやく刊行されました。作者のいわいとしお氏はメディアアーティストとしても知られ、これまでに『100かいだてのいえ』（2008年）、『ちか100かいだてのいえ』（2009年）、『うみの100かいだてのいえ』（2014年）を発表してきました。シリーズは、一冊ごとの魅力的な世界観と豊かなイラストで子どもたちの心を掴み、累計部数が270万部を超える大ヒット作品となっています。

今回の新刊は、空を舞台にした冒険が描かれています。前作を経て、多くの子どもたちから「次はどこのいえが登場するのか」と楽しみにされている中、満を持しての発表です。この物語の主人公は、シジュウカラのツピくん。雪の降る寒い日、飢えたツピくんが見つけたひまわりの種から物語が始まります。「もっとたくさんの種を育てたい」と考えたツピくんは、空へと旅立つことに。

ツピくんの冒険に登場するのは、雲や雨、虹、風といったこれまでの作品とは異なる住人たちです。最初に出会うのは、雲さん。「この種から花を咲かせたいのなら、100階に行ってみなさい」という助言を受け、ツピくんは次々と住人たちからアドバイスを受けて成長していきます。雨さんや虹さんとの出会いもあり、ツピくんは様々な助けを借りながら自身の目標に迫ります。

それぞれの住人たちとの触れ合いを通じて、物語は自然との関係性や生命の大切さを優しく教えてくれます。また、ストーリーは奥深いだけでなく、絵本を通じて視覚にも楽しさを与えてくれます。読者はページをめくるたびに、新しい発見を楽しむことができるでしょう。

さらに、この新刊の刊行に合わせて、大阪・阪急うめだ本店では展覧会「あそびにおいで！100かいだてのいえいわいとしおの絵本の世界展」が開催されます。展覧会では、シリーズの全原画をはじめ、新刊『そらの100かいだてのいえ』の原画も初公開され、多彩な展示が行われる予定です。親子で楽しむことができるイベントとして、特別な時間を共有できる場となります。