「企業の海森」プロジェクトが始動
株式会社BLUABLEは、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、「企業の海森」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、企業や団体と協力し、海洋環境を再生するための取り組みです。
プロジェクトの概要
「企業の海森」は、陸上の「企業の森」活動と同様に、海に海藻を植え育て、ブルーカーボンを促進することを目指しています。海洋環境の保全や再生が急務となる中、日本国内で藻場の消失が深刻な問題となっていることを背景に、BLUABLEはこの新たなプロジェクトを展開しています。
藻場消失の現状
日本では、過去45年間で10万ha以上の藻場が失われ、海洋生態系にも影響を及ぼしています。特に、コンブなどの水草はCO₂の吸収能力に優れていますが、その減少は生態系全体の縮小につながっています。水産庁の調査によれば、藻場保全の大きな課題として「人材不足」と「資金不足」が挙げられています。企業からの参加意欲はあるものの、実際のアクションにはいくつかの障壁が存在します。
「企業の海森」の取り組み
BLUABLEでは、藻場の保全、再生、創出を希望する自治体や団体と、CSR活動に積極的な企業・団体とのマッチングを行います。具体的には、藻場造成の候補地を設定し、地域に合った藻場を企業と共に創出していく計画です。
参加企業のメリット
1.
実体験型サステナビリティ研修:
参加企業の社員は、海藻の植え付けや漁業体験を通じて環境意識を高める実体験型の研修プログラムを受けることができます。これにより、自発性や課題解決力を育むことが期待されます。
2.
社会貢献PR:
藻場に企業名を冠することができる「ネーミングライツ」を提供し、PR活動を通じて企業の社会貢献の姿勢を広めることが可能です。また、コミュニティとの調印式などのイベントもサポートされます。
3.
ネイチャーポジティブ経営:
ブルーカーボンクレジットの申請を支援し、ESG投資や自然関連の財務開示に対応することで、企業の評価向上を目指します。
なぜ今が参加のチャンスか?
「企業の海森」は今まさに注目される活動であり、ブルーカーボンの認証制度が始まったばかりです。参加することで、先行企業としてメディアに取り上げられるなどのメリットがあります。さらに規制強化前に行動を起こすことで、企業の信頼性を高めることにもつながります。
藻場再生の緊急性
藻場の面積はこの45年で半分に減少しており、環境の悪化が急速に進行しています。今この瞬間も藻場が失われつつある中、企業が共同で行動することで生態系の回復を迅速に図る必要があります。早期に取り組むことで、1年以内には具体的な成果を上げることができるでしょう。
未来の海を共に創る
環境問題はこれからの企業経営において避けては通れない重要なテーマです。「企業の海森」プロジェクトに参画することで、未来の海を共に創り上げる機会があります。BLUABLEはこの取り組みに賛同してくれる企業や団体、自治体を募集しています。ともに新たな取り組みを進め、持続可能な社会を実現しましょう。