多様性を尊重する新しい結婚式の姿
最近、結婚式に対する考え方が大きく変化しています。特に、ゲストと一緒に楽しむことを重視するカップルの増加が目立ちます。この流れに沿って、株式会社エイチームライフデザインが運営する結婚式場情報サイト「ハナユメ」にて、ブライダルメディア「トキハナ」や「ウェディングニュース」、「みんなのウェディング」と協力し、「令和型ウェディングパーティ」という新しい結婚式スタイルを提案することが発表されました。
背景
「ハナユメ」ではこれまで、プロのアドバイザーによる相談サポートを通じて約34万組のカップルに理想の結婚式を提案してきました。しかし、結婚式に対するニーズの多様化が進んでおり、披露の場としての形式にとらわれないスタイルを望むカップルが増えています。このような新たなスタイルが広く認知されていないため、結婚式を挙げることにためらうカップルも少なくありません。
そこで、「ハナユメ」はブライダルメディアとの連携を通じて、披露しない新たな結婚式の形を広めることを目指しています。これにより、カップルが自身の結婚式のスタイルを自由に選べる環境を整えることを目指しているのです。
結婚式の価値観の変化
最近の調査では、若者を中心に結婚式を挙げたいと考える人が多い一方で、実際に参列してみると「披露されることに抵抗感を感じる」といった理由で迷いが生じることが明らかになっています。特に1回目や2回目の参列時には、「披露されること」を懸念に思う人が多く、3回目以降は「費用や準備の負担」も加わるという現実があります。
このように、結婚式に対する価値観は多様化しており、「主役は自分たちではない、ゲストが主役」との考えから、自分たちに合ったスタイルを選ぶカップルが増加しています。この新たなスタイルを促進するために、新しい結婚式の形「令和型ウェディングパーティ」が提案されたのです。
「令和型ウェディングパーティ」とは
「令和型ウェディングパーティ」は、結婚式を単なる披露の場と捉えるのではなく、ゲストと共に過ごす自然体のパーティ形式を推奨するものです。このスタイルの推進に、276の結婚式場が賛同を表明しています。これにより、従来の「披露宴」という形式だけではない、より自由で多様な結婚式の形が社会に広まることを目指します。
さらに、ブライダルメディアでは「令和型ウェディングパーティ対応」と表示のあるアイコンを式場詳細ページに掲載することで、ユーザーがそうしたスタイルに対応した式場を簡単に見つけられるようにする計画も発表されています。
企業のコメント
「ハナユメ」の千田部長は、「より多くのカップルに自分たちの理想の結婚式を実現してもらうため、多様な選択肢を提供することが私たちの使命である」と述べています。一方、「トキハナ」の安藤代表は、「新しい結婚式のスタイルを社会に伝える役割を担い、自分たちの価値観を尊重した結婚式の重要性を再認識してもらうきっかけにしたい」と強調しています。
まとめ
このように、「令和型ウェディングパーティ」は結婚式を挙げるカップルに新たな選択肢を提供するものであり、今後の日本の結婚式文化において重要な位置を占めることが期待されています。結婚式の形式が多様化する中、自分たちらしいスタイルを選べることは、カップルにとって大きな価値と言えるでしょう。