ミニトマト「プチぷよ」
2022-10-12 16:32:42

東京都あきる野市の障がい者が育てるミニトマト「プチぷよ」とは

東京都あきる野市に位置するM・Farmは、障がいを抱える人々が手掛ける農業プロジェクトとして注目されています。このファームでは、「プチぷよ」という名のミニトマトを栽培・販売しており、その濃厚な味わいが多くの人々を惹きつけています。代表の宮下豊彦は進行性の視野障害を抱える中、自らの経験をもとにトマト栽培に挑戦しています。

宮下は、かつてはサラリーマンとして活躍していましたが、30代半ばに健康診断で病気が見つかり、将来を見据える中で限られた空間での農業に興味を持つようになりました。そこで出会ったのが「プチぷよ」。このトマトは皮が薄く、とろけるような食感を持ち、その味わいに驚かされたとのことです。「今までにこんなに美味しいトマトを食べたことがない」という声も寄せられ、多くの支持を受けています。

しかし、コロナ禍による影響や資材・燃料費の高騰により、M・Farmは経営の見直しを余儀なくされました。これまで地元の方々から支えられながら運営してきましたが、美味しいトマトをより多くの人に届けるため、初のクラウドファンディングに挑戦することに決めました。

クラウドファンディングのページでは、支援者からの温かい応援が寄せられており、嬉しいコメントが続々と届いています。中には、息子が「ぷちぷよ」の大ファンだというコメントや、同じように健康への不安を抱える方々からの応援メッセージが多く見られます。このような声が、宮下の励みになっています。

また、M・Farmではクラウドファンディングを通じて、企業や団体との連携を増やしていくことを目指しています。たとえば、社内イベントとして培地専属契約を提案し、収穫したトマトを使った交流会を行うなど、柔軟な対応が可能です。

さらに、農業支援や教育機関との連携を通じて、障がい者の起業や食育についてのテーマを広める講演会も行っています。これにより、持続可能な農業のあり方や、障がい者雇用の重要性を広めていくことを目指しています。

M・Farmの「プチぷよ」は、特に食べやすさから福祉施設や教育機関でもの活用が期待されています。柔らかい皮を持つこのトマトは、高齢者や幼児にとって非常に食べやすいため、健康的な食事を提供する上でとても有意義です。

最後に、M・Farmは東京都GAP認証を取得しており、食品の安全や環境保全に努めています。生産工程管理が徹底されており、安全安心な農産物を提供することを約束しています。今後のトマト栽培とその展開に注目が集まっており、多くの支援が期待されています。

会社情報

会社名
M・Farm株式会社
住所
東京都あきる野市五日市字下田1291
電話番号
090-2762-3578

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