新たな流通モデル構築
2025-07-08 13:25:12

マイナビ農業が新たな農作物流通モデル構築に乗り出す!

マイナビ農業の新たな挑戦


日本の農業界に革新が訪れようとしています。株式会社マイナビが運営する農業総合情報サービス『マイナビ農業』は、持続可能な農業の実現に向けて、農業法人との協業による全国流通体制の新モデルを構築する取り組みを始めました。特に注目すべきは、山形県に本社を置くねぎびとカンパニーとの連携です。このプロジェクトでは、北海道産の夏ネギの供給体制を新たに整えていく予定です。

背景にある農業の課題


農業従事者の高齢化は進行し、農家の引退が相次ぐ中で、新しい担い手の確保が追いつかないという厳しい状況があります。これに加えて、肥料や資材、燃料といった生産資材の価格上昇が農業経営を圧迫し、気候変動による異常気象も収穫に影響を与えています。このような多様な課題に対し、マイナビ農業は産地連携、物流改革、人材育成を中心に据えた新たな流通モデルの構築を目指しています。

ねぎびとカンパニーとの協力


ねぎびとカンパニーは、高品質なネギの生産に特化し、独自のブランド展開と全国流通体制の構築に積極的に取り組んでいる企業です。代表の清水氏は「ネギの国内自給率100%達成」という野心的な目標を掲げており、彼の経営手法は多くのメディアで評価されています。

このプロジェクトでは、新ブランド開発を通じ、以下の取り組みを行います:
  • - 物流網の最適化:空輸やチャーター便、小口配送を駆使して北海道から中四国・九州への新たな流通ルートを確立。
  • - 規格改革:従来の60cmネギから、より効率的な50cmネギへの切り替えを検討。
  • - 人材育成:マイナビ農業の研修制度を活用し、次世代のネギ農家を全国で育成。
  • - 地域農業支援:100ha規模の圃場開発を通じ、地域と連携し大規模化を促進。

新ブランド「雪の女王」の誕生


このプロジェクトから生まれる新しいブランド「雪の女王」は、函館の冷涼な気候と豊かな水資源を活かし、美味しさだけでなく「美しさ」「物語性」「品質の高さ」を兼ね備えたネギとして位置付けられています。7月から11月にかけて全国のスーパーマーケットで販売される予定で、北海道から九州への空輸による「雪の女王ファーストクラス」構想も進行中です。

さらに、マイナビ農業とねぎびとカンパニーは、農林水産省が提唱する「みどりの食料システム戦略」を実現するため、有機肥料の共同開発にも取り組んでいます。これは環境に配慮した持続可能な農業のモデル構築に寄与するものとなるでしょう。

今後の展望


マイナビ農業は、ねぎびとカンパニーとの協業をスタート地点として、今後も全国の農業法人や地域と協力しながら、持続可能な農業の新しい流通モデルを推進していく予定です。生産者と消費者を結びつける新たな仕組みを通じて、一次産業の課題解決に寄与し、地域経済の活性化と食の安全を支える社会の実現に向けて邁進します。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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