運慶作仏像に触れる宿坊「TEMPLE STAY KAN～観～」完工へ向けたクラウドファンディング開始

クラウドファンディング開始！運慶作仏像を守る宿坊「TEMPLE STAY KAN～観～」

神奈川県横須賀市に位置する浄楽寺が運営する宿坊「TEMPLE STAY KAN～観～」が、運慶作の仏像を護るための最後のピース、庭園を整備するためのクラウドファンディングを本日から開始しました。

宿坊「観」のコンセプト

「観」という施設名には、武家文化800年の歴史への敬意が込められています。浄楽寺は、運慶が自らの仏像表現を変えた場所でもあり、彼が「内観」を通じて真実に迫ろうとした思いが形作られています。運慶による仏像群は、歴史的かつ文化的な意義を持っており、多くの人々に拝観される価値がある作品です。

このクラウドファンディングによって、完成する庭園は、訪れる人々に「内観」のコンセプトをわかりやすく伝え、心を整え、自分自身と向き合う時間を提供する場になることが目指されています。

クラウドファンディングの内容

今回のクラウドファンディングプログラムには、さまざまなコースが用意されています。例えば、基本の「応援のしるしコース」は5,000円から支援でき、氏名の掲載や活動報告PDFが含まれます。また、より高額なコースでは、限定のお香や御朱印帳、さらには宿泊割引券や、体験型ディナーを含むプランなど、支援者に特別な体験を提供する内容が盛りだくさんです。

特に目を引くのは、70,000円からの「日本の食文化体験コース」で、2名一棟貸切で食事体験が付いており、当地の自然や歴史を感じ贅沢な宿泊体験を提供します。

プレオープンと特別営業

「観」は現在、庭園整備が進められており、11月27日までプレオープン期間を設けて、通常価格の半額で宿泊できます。この機会に、運慶作の仏像を間近で拝観し、特別な時間を過ごせるチャンスです。11月28日には、特別ディナーについての情報も公開される予定です。

浄楽寺とその魅力

浄楽寺は、平安時代末期から続く伝統的な寺院であり、運慶の仏像を常に拝観可能にしています。仏像はすべて国指定の重要文化財で、特に阿弥陀如来及びその脇侍像は、その美しさと歴史的価値から訪れる人々を魅了しています。また、東京からアクセスも良好で、観光地としても人気です。

クラウドファンディング参加方法

参加は簡単で、クラウドファンディングサイト「A-port」にアクセスし、興味のあるコースを選択するだけです。浄楽寺の関連情報は、公式ウェブサイトやSNSでも随時発信されているので、ぜひチェックしてください。

歴史や文化に触れながら、自己と向き合う特別な体験をお楽しみに。この機会に、運慶作の仏像を取り巻く素晴らしい宿坊「TEMPLE STAY KAN～観～」を支援してみてはいかがでしょうか。