生成AIで自己分析を漫画化した佐賀大学の新たなアプローチとその効果
はじめに
2026年7月16日、佐賀県佐賀市に位置する国立大学法人佐賀大学が、木村情報技術株式会社との協力によってUniqueな取り組みを発表しました。その内容は、生成AIを活用した漫画制作を通じて、学生の自己分析を行うという全く新しいアプローチです。特に就職活動を控える学生たちに向けて、自己理解を深める手段として漫画を活用するという試みは、佐賀大学にとって初の試みとなります。
産学連携授業の実施
授業は2026年5月から7月にかけて行われ、全15回を予定していました。授業の目的は、学生たちがウェルビーイング、チームビルディング、リーダーシップに関する技能を学びつつ、自己分析を深めることです。学生たちはその成果を「他者に伝わる形」の漫画作品として仕上げ、コミュニケーション手段としてSNSに発信しました。
参加したのは、佐賀大学の3年生13名で、彼らは2つのチームに分かれて発表会を行いました。各チームは大学生活や就職活動における気づきを漫画形式で共有し、フィードバックを受ける場として大いに盛り上がりました。特に、木村情報技術が提供したAI漫画制作サービス『MOOTOON STUDIO』が大きな役割を果たしました。
学生たちの成果
「かっぱえびせん」チーム
このチームは「MOOTOONで変わる!SNS発信革命」をテーマに、自己分析のプロセスを漫画として表現しました。自分自身の強みや弱みを漫画にすることで、客観的な視点を得ることができたと彼らは述べています。これは、メンバー同士の個性を知る上でも有効でした。
制作した漫画は、就活生に向けたもので、SNSで広く発信され、役立つ情報を提供することを目指しました。たとえば、面接時の第一印象を改善するコツや、インターン参加時の心構えについて描かれた漫画が大いに歓迎されました。
「ケンザカィ」チーム
「ケンザカィ」チームは、「最新の教育現場を漫画で表現する」というテーマで活動しました。彼らは自身の経験を漫画に描くことで、自己の成長や価値観を効果的に示しました。作品を共有することで、チームメンバーの考えを理解し合うこともでき、コミュニケーションの幅が広がったと感じています。
彼らの作品は教育現場での漫画活用の可能性を探るものであり、今後もSNSに投稿を続けたいとのことです。すでに投稿した作品の中には、夏休みの過ごし方や交通ルールを楽しく学べる内容も含まれています。
アンケート結果と反響
授業実施に先立ち、佐賀県内の企業の採用担当者を対象に行ったアンケートの結果も注目を集めました。「漫画で自己紹介している学生」が「記憶に残る」との回答が全員から寄せられ、企業側からの関心の高さが伺えます。さらに、採用広報に漫画を使用することへの興味も非常に高い結果が出ました。この新しい手法が、学生の就職活動においてどれほどの影響を及ぼすのか、多くの関係者が注目しています。
結論
木村情報技術と佐賀大学のコラボレーションは、生成AIを活用した漫画制作を通じて、学生の自己分析やリーダーシップの育成において新たな可能性を拓くものと言えるでしょう。今後もこの取り組みが広がり、他の大学や企業においても導入されることが期待されます。学生たち自身が「自分を恐れずに語る場」を持つことで、より充実した自己理解とキャリア形成が実現できるかもしれません。