日建連表彰2022の受賞プロジェクト
2022年の日建連表彰では、土木賞とBCS賞において、全国から注目のプロジェクトが多数選出されました。本記事では、受賞作品の詳細と選考過程について解説します。
第3回土木賞受賞作品
今年度の土木賞は、北海道から九州までの41件の応募の中から、選考委員会による厳正な審査を経て、12件のプロジェクトが選出されました。これらは、技術の向上を図った新規プロジェクトや、施工プロセスを改善した案件、また環境にも配慮した事例が含まれています。
受賞プロジェクトの一覧
- - 音威子府村 音中トンネル工事(北海道)
- - 千本ダム耐震補強改修プロジェクト(島根)
- - 相鉄東急直通線 新横浜駅地下鉄交差部土木工事(神奈川)
- - 高尾川地下河川整備事業(福岡)
- - 東京港臨港道路南北線沈埋函製作工事(東京)
- - 東京メトロ銀座線渋谷駅移設工事(東京)
- - 高速道路リニューアル工事(岩手・青森)
- - 神流川発電所の水圧鉄管路TBM掘削プロジェクト(群馬)
- - 阪神高速12号守口線の床版更新工事(大阪)
- - 山須原発電所ダム通砂対策工事(宮崎)
さらに特別賞には、歴史的な擬宝珠橋の復元工事(鳥取)と、浜松市の防潮堤建設工事が選ばれました。これらは地域密着のプロジェクトで、災害に強い社会を作り上げる目的があります。
第63回BCS賞受賞作品
BCS賞では、78件の応募があった中から合計15件の作品が受賞しました。この中には、複合施設や文化的な用途を持つ建物が多数選出されています。
受賞プロジェクトの一覧
- - 熊本城特別見学通路(熊本)
- - 桜町地区の市街地再開発(熊本)
- - GREEN SPRINGS(東京)
- - 国立競技場(東京)
- - THE HIRAMATSU 京都(京都)
- - 新事務所 案(大阪)
- - ダイヤゲート池袋(東京)
- - 金沢建築館(石川)
BCS賞の選考プロセスは、最初の書類選考に続き、専門家による現地調査が実施され、最終的に熱意あるプロジェクトが選ばれました。それぞれのプロジェクトは、地域のニーズに応えたものばかりで、エネルギー効率や自然との共生を考慮した建築物が高く評価されました。
まとめ
2022年の日建連表彰では、技術革新や社会的課題への対応が求められた数多くのプロジェクトが選ばれ、地域の発展に寄与することが期待されています。これらの受賞作は今後、さらなる発展の手本となるでしょう。今後もこうした取り組みが続くことを期待しています。