上場経営者に無邪気に聞く！IVS2025での新たなる挑戦

2025年7月3日、日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」において、フロンティア株式会社の常務取締役CMO・田中翔理が登壇しました。このカンファレンスは、グローバルVCであるHeadline Asiaが運営しており、次世代起業家が集まる貴重な機会です。フロンティアは、3年連続で協賛し、今年はダイヤモンドスポンサーとしての役割を果たしました。

IVS2025は、7月2日から4日までの期間中に多くのセッションとサイドイベントが予定されており、フロンティアは3回のセッションと2回のサイドイベントを主催しました。特に注目されたのが、パネルセッション『上場経営者にアホのふりして無邪気に質問してみたら？』でした。このセッションでは、上場企業の経営者に対して、普段は聞けない真剣な質問が無邪気に投げかけられました。

セッションの概要と出席者

このパネルセッションは、株式会社kickflow代表取締役・重松氏、田中氏、そしてモデレーターである株式会社ReBoost代表取締役社長・河合氏によって構成されました。特に永田氏（株式会社FCE取締役・上級執行役員）に対して、上場企業の若手育成やIPO後の生活の変化といったテーマで深い議論が行われました。

オープニング

セッションの冒頭、モデレーターの河合氏は、テーマ設定の意図を説明しました。「上場経営者にアホのふりして無邪気に質問する」というアプローチは、カジュアルな質問を通じて率直な体験談を引き出すことを目指しています。このような形式は、通常の公式な場では難しいリアルな声を聞くチャンスを提供するものです。

FCEのマーケティング施策

重松氏がFCEのマーケティング施策について質問を投げかけると、永田氏はFCEの施策を「展示会」と「Webマーケ」の2つに分類しました。コロナ前は展示会で多くの顧客と接点を持っていましたが、コロナの影響によりWebマーケティングにシフトしたとのこと。現在は両方の施策を並行して活用しているのだそうです。

商談単価の考え方

田中氏からの問いに対し、永田氏は商談単価の意識について話しました。商談の単価を社員に教えることは重要ですが、実際には日々のステップアップや取りこぼしを意識させる方が大切だと強調しました。営業メンバーには、「単価よりも打率」を重視し、日常業務のクオリティを向上させることが結果的に単価を下支えることになると述べました。

若手の育成に向けた取り組み

河合氏が「上場企業としての若手育成」について質したところ、永田氏はFCEの重要テーマとして掲げている「次の世代の育成」に注力していると語りました。IPOを経て、会社の持続的成長を図るためには、若手の育成が欠かせないと認識しているようです。

三年先の数字の先読み

重松氏が売上目標達成の難しさについて尋ねると、永田氏は上場前後の違いを語りました。未達成時の社内雰囲気や、どのように最後の一押しをするかについて、彼は詳細に説明しました。特に、FCEは上場前からのビジネスモデルをサブスクリプション型に変えたことで、売上の見通しを立てやすくしていたとのことです。経営会議で常に将来の数字を見込むことの重要性を説いていました。

このレポートは、上場企業経営者たちのリアルな声や考えに迫る貴重な機会を提供しました。次回の後編では、さらなるディスカッションテーマである「上場後のプレッシャー」や「経営者に必要な資質」について深掘りしていきますので、ぜひお楽しみに。

【Ready Crew（レディクル）とは】
レディクルは、上場企業2,800社の実績を持つビジネスマッチングエージェントであり、高度なヒアリング能力と提案力を持つコンシェルジュが企業のニーズに合ったパートナーを紹介します。

【フロンティア株式会社概要】
社名：フロンティア株式会社
所在地：東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー14階・15階
代表者：代表取締役社長高橋政裕
事業内容：ビジネスマッチングエージェント「レディクル」の運営
創業：2009年11月
URL：フロンティア株式会社