新アルコール消毒剤「Nスタープレミアム」がノロウイルス対策に画期的な効果を発揮

ノロウイルス対策の新たな救世主「Nスタープレミアム」

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、年間を通じて食中毒や感染症の原因となることが多く、特に飲食店や食品工場、さらには学校や医療機関などでの対策が欠かせません。しかし、ノロウイルスは人工的に培養することが難しく、そのためインフルエンザウイルスや代替ウイルスを用いた研究が行われることが一般的です。これによって、ノロウイルスに対する消毒効果を推測することができるものの、直接的な証明が難しいという課題も存在しました。

このような背景の中、株式会社ニイタカは新たに開発したアルコール消毒剤「Nスタープレミアム」を市場に導入しました。この製品は、ノロウイルスやアデノウイルス、ロタウイルス、そしてインフルエンザウイルスに対して高い不活化効果を持っていることが証明されています。

「Nスタープレミアム」の特長

「Nスタープレミアム」は、ごく弱酸性のエタノール製剤で、リン酸や硫酸マグネシウムが含まれていることが特長です。実証試験によれば、ノロウイルスの不活化効果は1/10,000未満という結果が得られ、食品添加物や医薬部外品に使われる安全性の高い成分がベースにされています。これにより、多くの利用者が安心して使用できる製品として期待されています。

この開発成果は、感染制御と予防衛生の学術誌に掲載されると共に、2024年9月に開催される日本防菌防黴学会の年次大会でも発表される予定です。