サン・クロレラが特許を取得
健康食品市場において注目を浴び始めた株式会社サン・クロレラは、2024年7月2日、ホヤに関する加工物の製造方法及びその加工物に関する特許を新たに取得しました。この特許技術により、ホヤ由来のプラズマローゲンが安定性を大きく向上させた粉末が生まれ、現在「冴えた毎日のためのケア」として『サン・ニューロ』という製品が販売されています。
ホヤ加工物の特許内容
支えとなるこの特許技術では、ホヤをフリーズドライ処理することで、従来のホヤ抽出物と比べてプラズマローゲンの長期安定性が飛躍的に向上しました。具体的には、通常のホヤ抽出物は試験開始から1〜2ヶ月でプラズマローゲンが0に減少するのに対し、特許製法によって作られたホヤ粉末では、なんと6ヶ月後でも60〜70%が残存しています。これは、特許第7514046号として認められており、ホヤの新しい可能性を示しています。
プラズマローゲンとは何か
プラズマローゲンは、脳や心臓、筋肉などに多く含まれる重要な脂質であり、特に脳においては機能を支える大切な成分です。年齢と共に体内での合成量が減少していくため、健康維持の観点からもその供給が求められています。ホヤは、DHAを多く含むプラズマローゲンの良質な供給源としても知られています。
商品の特長と開発背景
サン・ニューロは、プラズマローゲンを1日摂取量あたり1,000μgも含む製品で、東北大学との共同研究を経て開発されました。主な特長として、確かなプラズマローゲン含有と、ルテインなどの栄養素も含むクロレラとの併用効果があることが挙げられます。
現在、日本には高齢者が増加しており、2040年には多くの人々が認知症を患うと予測されています。そのため、治療薬の開発が進む一方で、高齢者向けの食品のニーズも高まっています。サン・クロレラはそんな時代に即した製品を提供していく考えです。
今後の展開と期待
注目の『サン・ニューロ』は、長期にわたってプラズマローゲンの安定性を実現したことがポイントです。将来的には、特許に基づいた製品群がさらに増えることが期待されています。高齢者向けの健康対策として、『サン・ニューロ』と併せてクロレラ製品でも健康をサポートすることを目指しています。ますます超高齢社会が進行する日本において、サン・クロレラはその一翼を担う存在になるでしょう。
まとめ
株式会社サン・クロレラは、ホヤ由来の栄養補助食品市場に新たな風を吹き込んでいます。特許技術を通じて健康維持に貢献し、高齢者の生活の質を向上させるための研究を続けています。『サン・ニューロ』がその先駆けとなり、今後の展開に期待が寄せられます。