小諸水道大学校での漏水防止講座
2025年11月28日、長野県小諸市で開催された「小諸水道大学校」にて、フジテコム株式会社が主催する『DXを活用した漏水防止講座』が実施されました。このイベントには多くの参加者が集まり、最新技術の理解と実際の体験を通じて漏水防止の重要性を実感しました。
講座の内容
講座は座学と実技の二部構成で行われ、その内容は多岐にわたり、参加者から高い評価を得ました。
座学
座学では、遠隔漏水監視や管路の劣化診断、新しい漏水調査技術をテーマに議論が展開されました。特に、人工衛星を活用した最新の調査方法や、国の方針、補助金制度についても詳しく説明され、具体的な適用法も紹介されました。これにより、参加者は漏水防止活動に対する理解を深めることができました。
実技
講座の後半では、模擬配管を使った実習が行われました。参加者は「面→線→点」という手法を用いて、流量や水圧の監視、漏水調査を実体験しました。フジテコムが提供した機材を使った実習では、多くの参加者が「模擬配管でも機器の特性が十分に確認できた」「複数機種を体感できたのが良かった」と意見を寄せ、実技を通して学びを深めていました。中には、「これをすぐ現場で使いたい」と嬉しいフィードバックもありました。
使用した製品
講座では、以下のフジテコムの製品が使用され、参加者の体験をサポートしました。
GPS搭載デジタル漏水探知器 LC-5000
このデバイスは世界初の6経路同時相関処理を実現し、迅速な現場調査を可能にしました。プリアンプに中継機能を搭載し、無線伝達距離が延長できる点でも注目されています。
ノイズカット漏水探知器 DNR-18
周囲の騒音を3つのレベルで除去し、調査を妨げない設計になっており、見やすい液晶ディスプレイを搭載。PCへのデータ転送も簡単に行える点が便利です。
スマート漏水探知器 LDR-20
感度が7.5倍向上し、小さな漏水も逃さないことが特徴です。軽量で小型のため、運搬も容易です。
電子音聴器 FSB-8D
微細な漏水音を正確に捉えるために設計されたこの製品は、ノイズを低減する機能がついています。
鉄管・ケーブル探知器 PL-G
このデバイスは、管の位置を震えて知らせ、スマートフォンとの連携が可能です。地面に置くだけでアースが取りやすい収納ケースもついています。
まとめ
このように、フジテコムが提供した講座は、参加者にとって実際の技術を学ぶ貴重な機会となり、漏水防止におけるDXの重要性が再確認された一日でした。
今後もフジテコムは水インフラのDX支援や漏水検知機器の開発に注力し、持続可能な水ガバナンスの実現に向けて努力を続けていく所存です。