元プロ格闘家が提唱する新しい「うつ病治療法」
東京・豊島区に位置する「青葉こころのクリニック」の院長、鈴木宏(すずき・ひろし)医師は、元プロキックボクシングチャンピオンである異色の経歴を持つ精神科医です。彼は、2026年1月21日より、日本最大級の医療従事者向けサイト「m3.com」で特集連載を開始します。この特集では、鈴木が提唱する「うつ病の運動療法」について詳しく解説されます。
うつ病治療における現状と課題
現代の精神医学において、うつ病の治療は薬物療法が主な手段とされていますが、実際には最初の薬物療法で良くなる患者は約30%という厳しい現実があります。これは、医療従事者が認識する「うつ病治療の限界」とも言えるもので、最終的に、約3分の1の患者は薬物治療では改善できないという事実が論文によっても示されています。この深刻な問題に直面し、鈴木は新たなアプローチを模索しました。
運動療法がもたらす可能性
鈴木博士は、うつ病治療の新しい鍵が「運動療法」にあると確信しています。信州大学大学院のスポーツ医科学講座にて、彼は「インターバル速歩」という方法論を研究しました。この方法は、早歩きとゆっくり歩きを交互に行うことで、メンタルヘルスに与える影響を実証しており、うつ病の患者に対する治療効果が高いことが確認されています。
研究のために開業したクリニック
鈴木は、自らの研究成果を臨床に生かすためにクリニックを開業しました。東京での診療を続けながらも、休診日には長野県の大学院への往復400kmの道のりを通い詰め、研究と治療の両立を図っています。格闘家としての経験を生かし、鈴木は脳と身体の関係に着目し、従来の治療では改善が難しかった多くの患者を社会復帰へと導いています。
鈴木宏のプロフィール
鈴木宏医師は、1995年に福島県立医科大学を卒業後、麻酔科を経て精神科医に転身しました。医学博士号は信州大学大学院にて、うつ病の運動療法に関する研究によって取得しています。彼は現在、精神保健指定医や日本スポーツ協会公認スポーツドクターとしても活動しており、著書『ドクター・キック』も出版しています。
クリニックの概要
- - 名称:青葉こころのクリニック
- - 所在地:東京都豊島区巣鴨1-3-22 2F
- - URL: 青葉こころのクリニック
- - 連載記事公開日:2026年1月21日
鈴木の新しいアプローチが、精神科医療の現場でどのように受け入れられるのか注目です。この特集を通じて、運動療法の重要性とその成果が広く知られることを願っています。