最近、環境への配慮を重視する中で、賃貸マンションに新たな移動手段が加わりました。大阪ガス都市開発が提供する「アーバネックス」に、OpenStreet株式会社のEVスクーターシェアサービス「HELLO MOBILITY」のステーションが設置されたのです。これは、東京都江東区にあるアーバネックス森下Ⅳとアーバネックス深川木場、さらに品川区のアーバネックス大井仙台坂の3カ所で初めて実現しました。
OpenStreet株式会社は、2020年から小型EVのシェアを開始し、2022年からはEVスクーターのシェアサービスを展開しています。現在、東京都、神奈川県、埼玉県、愛知県、岐阜県の合計97カ所でこのサービスを利用できる環境を整えています。「HELLO MOBILITY」は、簡単な登録手続きで利用可能で、移動手段としての利便性を高めています。
EVスクーターは、走行中にCO2を排出しないため、環境に優しい選択肢となります。例えば、ガソリン車からEVに切り替えた場合、1ヶ月あたり156kgものCO2排出を削減することが可能です。買い物や日常のお出かけ、お仕事での移動、さらに配達業務など、多岐にわたる利用が期待されています。
今回のステーション設置は、新たな暮らしの提案として大いに注目されており、今後はさらなる設置場所の拡大も計画されています。具体的には、各マンションの駐輪場や駐車場に設けられ、必要な道具を持ち運ぶ手間を省くことが出来ます。利用者は「HELLO MOBILITY」アプリを通じて簡単にステーションの検索や予約、決済が行え、どこでも借りて返却が可能です。
また、「HELLO MOBILITY」では、EVスクーターのステーション設置を希望するオーナーを募集しています。必要なスペースは2台分のシンプルな設置で、初期および運用コストが一切かからないため、遊休地の活用に最適です。「アーバネックス」は快適で上質な住空間を提供しつつ、今後も環境配慮の姿勢を強化していくことでしょう。
これからもOpenStreetは、EVモビリティの普及を目指し、誰もが自由に移動できる社会の実現を追求していきます。特に、都市生活者にとって便利な移動手段は、生活の質を向上させる鍵となります。この新しい動きが、どのように都市生活を変えていくのか楽しみです。