山口智子が語る美術館との関係
東京都美術館の最新号「東京都美術館ニュース」No.480に、女優の山口智子さんが巻頭インタビューとして登場しました。山口さんは、過去10年間にわたり、世界各地の音楽文化を映像に収める活動を行ってきましたが、その中で訪れた美術館や博物館、また様々な展覧会の思い出についてお話されています。
特に、山口さんは美術館を「自分がリセットされる場所」と位置づけており、アートが自らを見つめ直すきっかけになっていることを語りました。彼女の作品を鑑賞する方法やアートとの関わり方は、多くの人々にとって新たな視点を提供することでしょう。
東京都美術館ニュースで掲載されたインタビューは、館内でも配架されており、オンラインでも読むことができます。次世代のアーティストとの交流や、彼女のアート観を知る貴重な機会です。
つくるよろこび生きるためのDIY展
また、広報誌の表紙を飾るのは、企画展「つくるよろこび生きるためのDIY」に出展される瀬尾夏美さんの《とおくにつづく》。この展覧会は、DIY(Do It Yourself)というテーマにフォーカスしており、現代作家や建築家が参加します。アートを通じて、誰もが持つ創造性とのつながりを問い直します。この展覧会は、ただ絵を鑑賞するだけではなく、実際に体験することのできる参加型の作品も多く、訪れる人たちに新たな刺激を与えるでしょう。
会期は2025年7月24日から10月8日までで、詳細は
公式サイトに掲載されています。DIY精神を通じ、各々が持つ創造力を発揮するきっかけとなる展覧会です。
伝統と現代が交差する上野
さらに改めて、上野エリアの魅力にも触れたいと思います。「うえののう」では、伝統工芸の組紐の魅力を伝える道明上野本店の10代目社長にインタビューを実施。1652年に創業し、手作業で作られる“一点もの”の組紐について語られました。工房見学やオリジナルアクセサリーを作る体験も可能で、多くの来館者が彼らの技術に感動しています。
都美セレクショングループ展
最後に、東京都美術館にて実施される「都美セレクショングループ展」についてもご紹介します。2025年6月10日から7月2日まで開催されるこの展覧会は、公募により選ばれた3つのグループによる作品展示です。各グループが持つテーマや独自のアプローチが楽しめる機会になるでしょう。
美術館での活動や情報、おすすめ書籍についても「東京都美術館ニュース」で紹介されています。この小冊子には、美術館の魅力が凝縮されており、閲覧は無料で可能です。
東京都美術館は2026年に100周年を迎え、新たな展開が期待されています。興味を持たれた方はぜひお立ち寄りください。美術館でのさまざまな体験が、皆さんを待っています。