nifuの循環型温浴
2023-06-14 11:00:03

循環型温浴施設『nifu』が森林再生へ!林地残材活用でサステナビリティを追求

発酵温浴nifu、森林再生で循環型サステナビリティを追求!



奈良県吉野町にある発酵温浴施設『nifu』は、温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動に取り組む、循環型サステナビリティを追求する施設として注目を集めています。2022年には、ブランドの源流となる吉野町に古い製材所を購入し、地元の方々の協力を得ながら再生を進めてきました。2023年より一部施設の稼働を開始し、現在も再生は進行中です。

製材所の再生と林地残材の活用



『nifu』は創業以来、吉野ヒノキの製材時に排出される「挽き粉」をオガクズとして使用してきました。しかし、林業・製材業の衰退を目の当たりにし、安定供給への不安を感じたことから、自社製材所を構え、自らの足で山に入り、森林施業に携わることを決意しました。

製材所は吉野山の麓に位置し、木工や製材に使われていた機械を残しながら、吉野での活動拠点として、地域住民が集える新たな場となるよう計画されています。すでに、発酵温浴の資材製造、品質管理、流通の拠点として稼働しています。

2023年6月からは、発酵温浴で使用されるオガクズの10%を林地残材等の自社回収材に転換しました。伐り捨てられた間伐材や放置された林地残材を有効活用することで、山林環境の改善を目指しています。将来的には、2030年までに使用比率を50%まで高める計画です。

素材へのこだわりと環境への配慮



『nifu』は、発酵温浴の素材であるオガクズに対して独自の基準を設けています。

精油成分の含有: 発酵温浴では、精油成分が肌に良い影響を与えるため、精油成分がしっかり含まれているか、独自のデータ収集や検査機関での分析によって確認しています。
不純物の混入: 自社製材所を構えることで、素材の品質管理を行い、防腐剤や接着剤などの化学物質の混入を防いでいます。
山林環境の改善: 放置された伐り捨て間伐材や林地残材を活用することで、山林環境の改善に貢献しています。
サスティナブルな活動: 吉野ヒノキの挽き粉だけを分別して回収できる製材所は限られており、林業の健全な循環を維持するためには、様々な角度から林業、製材業と向き合っていく必要があると考えています。

「hakko hinoki powder」販売と循環活動サポーター募集



『nifu』では、使用済みオガクズを「hakko hinoki powder」として、家庭用サイズのパッケージで販売しています。家庭菜園の肥料、コンポスト基材として利用可能で、有機JAS別表1適合資材の認定を受けています。

また、企業様とのコラボレーションとして、「hakko hinoki powder」をnifuとのダブルネームで販売することに協賛頂けるパートナー様を募集しています。

『nifu』は、これらの活動を通じて、山林環境の改善や地域課題解決に貢献し、誰もが嬉しい循環を生み出す温浴サービスを目指しています。

会社情報

会社名
株式会社ニフ
住所
奈良県吉野郡吉野町大字上市207
電話番号
0120-938-760

関連リンク

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