トヨタとグリッド、量子技術で自動車業界の革新に挑む新プロジェクト
トヨタとグリッド、量子技術で自動車業界の革新に挑む
株式会社グリッド(以下、グリッド)は、国立研究開発法人理化学研究所(理研)とソフトバンク株式会社(ソフトバンク)が手掛ける新たなプロジェクト「JHPC-quantum」において、トヨタ自動車株式会社(トヨタ)と共にテストユーザとして参加することが決まりました。この取り組みは、量子コンピュータとスーパーコンピュータの連携を通じて、複雑な産業課題の解決を目指しています。
プロジェクトの概要
「JHPC-quantum」は、経済産業省が支援する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の一環として、NEDOが掲げる計算可能領域の開拓を目的としています。このプロジェクトでは、理研とソフトバンクが連携し、量子コンピュータの高速な最適化能力とスーパーコンピュータの並列計算能力を組み合わせることで、解決困難な産業問題に取り組んでいきます。
グリッドとトヨタの共同作業は、特に量子機械学習の分野での協業から始まっています。既に両社は、AI開発と量子アルゴリズムの開発に関して深い知見を持ち、多くの成果を上げてきました。この基盤をもとに、JHPC-quantumテストユーザプログラムに参加。高い評価を受け、2023年8月から本格的な実証実験をスタートしました。
新たな計算基盤への期待
現在、自動車やエネルギー、社会インフラの分野では、複雑な部品設計の最適化や、物流・生産計画の解決など、従来の計算手法では限界に直面する問題が増えています。そのため、計算時間を短縮しつつ精度を向上させるための新しい計算基盤が求められています。このプロジェクトは、そうした需要に応え、量子技術の活用を通じて自動車業界の革新を図るものです。
目指す未来の実現
グリッドは、量子コンピュータとスーパーコンピュータの連携により、新たな価値を創出するための技術検証を進めます。特に、自動車分野における高度な最適化課題の解決に寄与し、実社会への応用可能性を実証していく方針です。このテストユーザプログラムを通じて、理研やソフトバンクとの連携を深めるとともに、対象となるアプリケーションやソフトウエアの高度化にも注力していきます。
このような取り組みを行うことで、量子技術が生み出す新しい可能性を最大限に引き出し、ユーザーコミュニティの形成とその振興に寄与していく予定です。
トヨタとグリッドの共同プロジェクトは、業界の枠を超えた新たな技術革新を生み出す契機となるでしょう。今後の進展に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社グリッド
- 住所
- 東京都港区北青山3-11-7 Aoビル6階
- 電話番号
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