女性管理職の支援
2025-06-03 14:21:02

女性管理職のキャリア形成を支えるクロスメンタリングの取り組み

女性管理職のキャリア形成を支える新しい試み



近年、企業内での多様性と包括性が重視される中、出光興産株式会社が実施する「クロスメンタリング」という取り組みが注目されています。このプログラムは、女性管理職の自律的なキャリア形成を促進し、企業間のジェンダーギャップを解消することを目的としています。出光興産は、東京海上日動火災保険、帝人、リコーと共に、昨年度に引き続き2年目の取り組みとして、5月29日にキックオフを行いました。

クロスメンタリングの概要


「クロスメンタリング」とは、他の企業の経営幹部をメンターに、女性管理職をメンティとして、異なる企業間でのメンタリングを行う取り組みです。この形式をとることで、メンターからの多様な視点や経験を受けることができ、参加企業全体で学び合うことが可能になります。このプログラムは、参加者が自らのキャリアを自律的に形成し、組織の壁を越えた知識や感覚の共有を促進します。

キックオフイベントの様子


6月初旬に実施されたキックオフイベントでは、参加企業のメンターたちが集まり、今回のプログラムの目的や内容について説明しました。特に、メンターは自身の経験やキャリアの過程を通じて、どのようにして女性管理職を支援できるかを熱心に共有しました。これにより、メンティたちは具体的な助言やヒントを得られる良い機会となり、今後のメンタリングセッションに向けた期待が高まりました。

プログラムの拡充と共創の力


21年度の成果を踏まえ、2024年度には、参加企業を4社に増やし、プログラムの拡充を目指しています。特に、国際女性デーイベントとして、メンターが得た気づきやダイバーシティ・インクルージョン(D&I)について語り合うパネルディスカッションを実施する予定です。これにより、参加企業間の共創を一層強化し、幅広い知見やネットワークを築く機会としたいと考えています。

メンティネットワークの育成


今年度は特に、メンティ同士のネットワークづくりにも力を入れています。これには、過去にメンティに参加したメンバーからなるアルムナイネットワークの創出が含まれます。アルムナイの集まりは、後輩の女性たちの成長を支えるだけでなく、メンティ間での情報共有などを促進し、相互にバックアップし合う関係を築くことを目指しています。

経営戦略としての人材戦略


出光興産は、中期経営計画の中で人材戦略を経営の核に位置づけ、「DE& Iの深化」を進めています。この取り組みを通じて、女性の活躍を推進し、国籍や性別に関係なく全ての社員が充実した働き方をできる企業を目指しています。重要なのは、社員が自らの特性を生かしながら、新たな価値を創造することです。

今後の展望


2025年度にはさらに充実したクロスメンタリングプログラムを予定しています。実施期間は5月29日から12月5日までを予定しており、参加企業も増え、より多くのメンティとメンターの組み合わせでの相互学習を図ります。これにより、キャリア形成の支援だけでなく、ジェンダーの壁を乗り越えるための具体的な成果を上げることが期待されます。

このように出光興産が展開するクロスメンタリングは、女性管理職の自律的なキャリア形成をサポートし、ダイバーシティ推進を一歩進める重要な試みです。今後、どのような impact が生まれるのか、多くの注目が寄せられています。


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会社情報

会社名
出光興産株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-2-1
電話番号
03-3213-3115

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