国際交流講演会
2025-10-08 14:20:44

木島平中学校で開催された国際交流講演会の新たな試み

木島平中学校での国際交流講演会



2023年10月7日、長野県木島平村の木島平中学校で、「世界とつながる学びプロジェクト」に関する講演会が開催されました。この講演会は、なかよし学園プロジェクトの中村雄一代表が主催し、国際的な教育の重要性を地域に広めることを目的としています。

教育のグローバルな視点


木島平村は、ルクセンブルクとの交流を通じて国際的な視野を持つ教育を展開しており、今回の講演でもアフリカや中東、アジアの貧困問題など、地球規模の課題に対する理解を深めることが中心テーマとなりました。中村代表は、日常で聞くニュースを「他人事」ではなく自分事として捉え、解決策を考えることが重要だと強調しました。

ディスカッションを通じた深い理解


講演の中では、「平和とは何か」「平和をどうやって創るか」というテーマを基にした全員参加のディスカッションが行われました。生徒たちは教室内での意見交換だけでなく、校長や担任の先生からも意見を求める姿勢を見せました。中村代表はガルトゥングの「消極的平和と積極的平和」を引用しながら、共に平和を築いていくことの重要性を呼びかけました。

課題解決へのアプローチ


講演では、「同じを見つける」という技法が紹介され、相手との違いを認めつつ共通点に焦点を当てることが提案されました。「平和は誰でも作れる」というメッセージが共有され、生徒たちの行動を促す視点が提供されました。

探究学習「未来塾」における共創


中学校では、「未来塾」という探究学習プログラムが進行中で、11月にはその成果発表が予定されています。なかよし学園はこの未来塾と連携し、生徒の調査結果を海外に届ける「CoRe Loop(Co-create & Return Loop)」を実施します。中村代表は、木島平の豊かな自然の中で学びを深め、世界へ挑戦する姿勢を生徒に伝えました。

県外の生徒との協働


木島平中学校は、村の木材資源を生かした工作にも取り組んでおり、寄贈された「木島平 PEACEブロック」をルワンダでの授業に使用しました。この教材を用いて、現地の生徒たちは「耐震強度のある建物を作ろう」というテーマでプロジェクトを行い、地域の防災学習に役立ちました。

生徒会中心の交流


なかよし学園では、ルワンダの生徒からの手紙が生徒会長に手渡され、直接交流が行われました。この手紙には、越えた距離に感謝の言葉がつづられ、生徒たちにとって貴重な国際体験となりました。アフリカからの手紙の存在が彼らにとっては「遠い国の出来事」ではなくなり、実感を伴った交流へと変化しました。

より身近な世界観


講演後、中村代表は生徒たちに身近な海外の出来事や文化への関心を促し、「君たちの『すごい』は、世界に届けることで大きな影響を持つ」と力強く伝え、未来への希望を与えました。

木島平中学校では、生徒たちが自然環境を意識しながら世界とのつながりを学ぶ機会を増やし、今後の活動へとつなげていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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