岩木山の魅力を探求する！井上信平の奉納画展開催

青森県弘前市に位置する久渡寺で、2023年10月5日（土）と6日（日）の2日間にわたり、岩木山画家・井上信平氏による奉納画の公開制作展「お山の聲」が開催されます。このイベントは、久渡寺・観音堂にて行われる史上初の試みであり、井上の作品がどのように生まれていくのかを一般公開するまたとない機会です。

井上信平と久渡寺の特別な出会い

井上氏は兵庫県出身で、27歳の頃に岩木山に心惹かれ、青森へと移住しました。以来、彼はこの神聖な山を題材にした作品を10年以上にわたり制作し続けています。彼の作品は、国内外で評価され、多くの人々に自然の美しさとその力を伝えています。

久渡寺は真言宗の寺院で、津軽三十三観音霊場の第一番札所としても知られています。この場所は、自然の静けさと神秘的な雰囲気に包まれ、井上の作品制作の背景にふさわしいロケーションです。

奉納画の公開制作

公開制作のイベントでは、井上氏が実際に岩木山画を制作する過程を、来場者が直接目にすることができます。制作は10月5日（土）の朝7時から始まり、15時まで続きます。途中、休憩を挟みながら随時行われるため、観覧者はその様子を楽しむことができます。井上氏は、創作活動を通じて自然との対話を重視しており、作品が如何にして生まれるのか、この特別な瞬間をぜひ体感してほしいと思っています。

野外展示とトークイベントも実施

さらに、井上氏の過去の作品から新作まで、全ての岩木山画が久渡寺の境内各所に展示されます。自然の中で作品を楽しむことで、訪問者は静謐な環境と共鳴するアートを体験できます。展示時間は、5日が10:00から16:30まで、6日が10:00から15:00までとなっています。これら２日間だけの貴重な機会をお見逃しなく。

また、6日の日曜日には、井上氏と久渡寺住職の須藤光昭氏によるトークイベントも行われます。テーマは『自然の聲を聴く』で、久渡寺の歴史や人々を引き寄せる自然の力、そしてアートと精神性に関する葛藤が語られます。トークは正午から始まり、参加者は軽食を摂りながら聴くことができるのも魅力的です。