東京都知事選挙2024:若者が支持する政策とは
2024年の東京都知事選挙が近づく中、選挙ドットコムとTOKYO MXが共同で実施した「東京都知事選挙2024投票マッチング」の結果が発表されました。このプロジェクトは、有権者がどの候補者に最も近いかを簡単に見つけることを目的にしています。
多くの検索、若年層の関心の高まり
2024年の選挙は、史上最多の56人が立候補し、投票は7月7日に行われました。投票マッチングを利用した約16万人の利用者の中でも、東京都内の有権者が最も多く利用しており、特に18歳以上の利用回数は約14万回にのぼりました。興味深いことに、東京都以外に住む人々の利用も約12%を占め、全国的な関心が窺えました。
性別と年代のデータ分析
利用者の性別は、男性が40.2%、女性が51.8%で、その他の回答は0.6%、回答しないが7.4%を占めています。年代別では、30代が32.7%、18歳~29歳が30.4%、40代が20.6%となり、若年層の利用者が全体の6割以上に達していることがわかります。この結果は、これまでの投票マッチングのデータと比較しても顕著に若年層が多数を占めていることを示しています。
無党派層の影響と政策の優先順位
興味深いことに、利用者の多くは「支持する政党はない」と回答しており、その割合は85.8%に達しました。続いて自由民主党(3.8%)、国民民主党(3.5%)、立憲民主党(1.4%)といった結果でした。また、投票頻度に関する設問では、70.3%が「必ず投票に行っている」と回答しており、これも無党派層の影響が強いことを示唆しています。
重要視される政策は少子化対策
今回の投票マッチングで最も支持を集めたのは「少子化対策への優先的予算配分」です。62.8%が少子化対策を優先すべきだと回答し、そのうち76.7%が賛成と答えています。これに対する反対の意見はわずか9.1%にすぎません。さらに、所得制限のない高校授業料の実質無償化や公立小中学校の給食費全額負担といった項目も上位に入っています。
男女別の重視事項
男女の視点で見ると、共通して重視される項目には「少子化対策」、「高校授業料の実質無償化」、「公立小中学校の給食費補助」がありました。男性は「外国人労働者の増加」を、女性は「パートナーシップ制度」を重視する傾向が見られました。
5分でわかる、あなたに合った候補者
この投票マッチングは、スマホやパソコンから利用でき、誰でも無料で参加可能です。各設問には解説やメリット・デメリットが記載されており、個々の考えを明確にする手助けとなるでしょう。ぜひ、若者の声を反映させるためにも、積極的に利用してみてください。
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