第70回記念表美展について
開催概要
第70回記念表美展が、令和7年10月18日(土)・19日(日)の両日、京都の勧業館みやこめっせで開催されます。この展示会は、京都表具協同組合が主催し、京都府や京都市など多くの後援を受けています。入場料は無料で、両日ともに10:00から17:00まで開かれます。
「温故創新」とは?
本展のテーマ「温故創新 – Innovation from the past」は、伝統的な京表具の技術や芸術性を未来に繋げていくことを意図しています。過去の技術を尊重しつつ、新たな市場を開拓するための挑戦が込められています。70年の歴史を振り返るだけでなく、これからの京表具の可能性も見つめる機会となります。
京表具の魅力
京表具は、日本の美意識を体現する伝統工芸の一つです。長い間、京の絵師や書家は、美術作品を引き立たせるために表具師の技術を頼ってきました。そのため、表具師たちは高い美的感覚と熟練した技術を必要としています。
特別展示「黄金の茶室」
第60回展で好評だった特別展示「黄金の茶室」が再登場します。限定された人数で体験できるお茶席は、伝統的な美意識が凝縮された贅沢な空間です。お茶席券は当日のみの販売で、有料となります。
アートパネルの拡充
昨年に引き続き「アートパネル」の展示も行われます。今年はブースがさらに充実し、京表具と現代アートの融合が生み出す新たな表現を体感できます。一般来場者による投票も行われ、自分の好きな作品に投票することも可能です。
双方向性の相談窓口
来場者との双方向コミュニケーションを重視し、相談窓口も設置。掛け軸や屏風の修理・修復について専門の表具師が対応します。相談は地域を問わず受け付けており、メールでも問い合わせ可能です。
デジタル技術との融合
伝統工芸とデジタル技術の融合にも注目。オンラインで掛け軸のデザインができるサイトや、プロカメラマンによる写真ブースも設けられます。さらに、会期後にはVRツアーが公式WEBサイトで公開され、会場に足を運べない方も体験できる仕組みです。
最後に
「温故創新」をテーマとした第70回記念表美展は、伝統工芸の継承と新たな挑戦が見られる貴重な機会です。組合員一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。お見逃しなく!
公式サイトやSNSでも情報を発信しています。ぜひご確認ください。