叡啓大学の課題解決演習が始まりました!
叡啓大学(学長: 有信睦弘)が広島市中区に位置する中で、学生たちが新しい挑戦に踏み出しました。2年生の春クォーターにあたるこの授業、課題解決演習IA(Project-Based Learning Exercise IA)では、約2か月間にわたり、リアルなビジネスの課題に取り組むことが求められています。
学生が直面するリアルな課題
この授業では、3つの異なるクライアントから与えられたテーマに基づき、各チームが課題解決に挑戦します。初日となる4月22日(火)には、クライアントからのテーマ紹介や意見交換が行われました。この第一歩を踏み出すことが、学生にとって重要な学びとなります。
まず担当教員である川瀬真紀学科長が授業の概要を説明しました。「この課題解決演習は、『プロポージング(提案)』『フィールドワーク(調査)』『コ―・レビュー(共創)』『レポーティング(報告)』の4つのステップで進行します」と彼女は述べます。学生たちはまず、テーマに関連する現地調査を行い、問題を深く掘り下げていきます。
クライアントとの連携
今回の講義に参加したクライアントは以下の3社です:
1.
株式会社グロウアップのテーマは「一般ユーザーにとって、提供するサービス・コンテンツを良いものにしたい」というものでした。彼らは「実際に直面する課題について、一緒に解決策を考えてもらうことが目的です」と語ります。学生たちには、公式には出ないアイディアを考え、実行できる力を身につけてほしいと期待しています。
2.
広川株式会社は「地域の防災意識・災害対応力のさらなる向上」に注力しています。特に、どのようにして地域の防災意識を高めることができるのかがテーマです。同社の代表者は「叡啓大学の学生たちに新しい視点からの解決策を期待しています」と、新たなアイディアへの期待を寄せました。
3.
一般財団法人家電製品協会からは、「使い終わった家電を再び活かすために」というテーマが提示されました。この課題は、特にZ世代に家電リサイクル法を広めることや、使用済み家電を適正に排出してもらうための方法を探求しています。
学生のフィールドワーク
授業が進む中、学生たちはクライアントに対して、事業戦略のターゲットの捉え方やエンゲージメントの取り組みについて質問を行い、それに対する意見を交換します。これにより、学生たちは現場での実際の課題に対してどのようにアプローチするのかを学んでいきます。
また、過去の最終報告会の資料を特設サイトで公開する予定です。これは他の学生たちにとっても大きな参考となるでしょう。
このように、叡啓大学の課題解決演習は、学生たちにとって本物の課題に取り組む貴重な機会となります。私たちは、彼らがどのような革新的な解決策を見出すのかを楽しみにしています。
公式ウェブサイト:
叡啓大学