新卒離職ゼロの秘訣
2020-01-16 08:00:07

楓工務店のポジティブコミュニケーションが生む新卒離職ゼロの成功事例

楓工務店の新たな働き方改革



近年、企業において労働者の離職率が高まる中で、社内コミュニケーションの重要性がますます注目されています。そこで、楓工務店が採用しているのが「ポジティブコミュニケーション」です。この取り組みによって、新卒者の離職者数をなんと6年連続でゼロに達成しました。その背景や具体的な施策について探ります。

社内コミュニケーションの重要性



2016年の厚生労働省による調査では、企業が社内コミュニケーションや労働時間の短縮に取り組むことで、社員の定着率が上がることが示されています。この調査結果を踏まえて、楓工務店は企業として積極的に社内環境を改善することに取り組みました。

デジタルとリアルの融合



楓工務店では、情報共有を効率化するために、デジタルコミュニケーションツールであるチャットを導入しています。しかし、感情や相談事のやり取りは対面で行う「ポジコミュ改革」を開始しました。具体的には、チャット内での相談事は禁止し、専用の「相談タイム」を設けています。この時間帯は、上司が問いかけてくれることで、若手社員も気軽に相談でき、コミュニケーションが活性化しています。

メンター制度の導入



新入社員には、業務の指導を行うトレーナーと共に、別の先輩社員が心のフォローをするメンター制度が導入されています。このメンターは、社員が抱える不安や悩みを軽減する役割を担い、新人にとっては頼りがいのある存在となっています。これらの取り組みは、社員同士の絆を深める一因となっています。

リアルな交流の場の創出



毎月開催される「誕生月別食事会」では、社長と誕生月が同じ社員が食事を共にし、カジュアルな場で意見交換を行います。このような取り組みは、社長との距離を縮めるだけでなく、部署間の交流も促進します。こうしたリアルな場の設置によって、社員同士の信頼関係が深まります。

社内イベントの活用



楓工務店では、大運動会をはじめとする社内イベントが開催され、社員やその家族、職人たちが一緒に楽しむ時間を設けています。共通の趣味を持つメンバーも自然に集まり、野球や登山などのサークルが生まれ、職場の雰囲気を明るくしています。これにより、自主的に参加する文化が形成され、仕事にも良い影響を与えています。

社員が主体となる取り組み



問題解決を目指す社員たちが自主的に委員会を作成し、業務に対する意見を出し合う姿勢が見受けられます。さらに、新人の採用試験では、多くの先輩社員が模擬プレゼンを見学し、アドバイスを行う場面も見られます。これらの活動が、風通しの良い社風を育んでいます。

お客様満足度98点の実績



こうした取り組みの結果、楓工務店は顧客満足度98点を記録しました。新卒離職率ゼロの実現は、企業としての信頼を高め、さらなる発展に繋がりました。

今後の展開



楓工務店は、デジタルとリアルのコミュニケーションを融合し、今後も社内の活性化を目指していく方針です。業界の常識を打ち破り、社員自らが幸せを感じられる職場作りに注力していきます。社内環境の改善と共に、社員一人ひとりのやる気を引き出す様々な施策を計画しています。

「ポジティブコミュニケーション」の取り組みを通じて、楓工務店は「働きがいのある会社」としての地位を確立しています。これからも、社員が一丸となって、さらなる成長を目指していくことでしょう。

会社情報

会社名
アイニコグループ株式会社
住所
奈良県奈良市朱雀3丁目1-7
電話番号
0742-71-9990

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