サラヤがASUENEを活用した脱炭素への取り組み
日本の衛生用品メーカーとして広く知られるサラヤ株式会社は、地球環境への配慮を重視し、サステナブルな製品作りに力を入れています。今回、彼らはアスエネ株式会社が提供するCFP算定支援コンサルティングサービス「ASUENE」を導入し、さらなる脱炭素化を目指すこととなりました。
背景と目的
サラヤは家庭用から業務用まで多岐にわたる石鹸や洗浄剤、消毒剤などの衛生用品を展開しており、環境意識が高い消費者から支持を受けています。しかし、製品の環境負荷を具体的に測定し、数値化することができなかったため、透明性のある情報提供が求められていました。そこで、植物由来の甘味料「ラカント」のCFP(カーボンフットプリント)を算定し、消費者に環境配慮の取り組みをわかりやすく伝えることを決定しました。
ASUENEによるCFP算定のメリット
サラヤがASUENEを導入したことで得られた主な利点は2点あります。
1.
スムーズなデータ収集体制の構築
サラヤのコンシューマー事業本部は、従来のサステナビリティ推進本部とは異なり、CFP算定の経験が全くありませんでしたが、詳細な助言を受けることで、必要なデータを効率的に収集するための体制を整えることができました。このプロセスにより、全社的にデータを蓄積する仕組みも構築し、将来的なCFP算定の基盤を確立しました。
2.
伴走型コンサルティングによる理解の促進
アスエネのコンサルタントは、環境の専門知識だけでなく、他社の成功事例や業界の背景についても熟知しています。このため、CFP算定についての理解を深めることができ、初心者でも納得できる形でプロジェクトを進行させることが可能になりました。これにより、社内にCFP算定の知識や論理が浸透し、多くの社員が環境意識を高める手助けとなりました。
今後の展開
サラヤは「ラカント」のCFP算定を行い、その結果をCO2削減貢献量として公開しました。これにより、彼らの「いのちをつなぐサラヤ」というメッセージを消費者にしっかりと届けることができました。今後は、主力製品である「ヤシノミ洗剤」のCFP算定にも取り組み、製品のCO2排出量の可視化に注力していく計画です。そして、他企業とも連携を図りながら、社会全体の脱炭素化に貢献するための啓発活動を推進し、持続可能な未来を実現するための整えを進めていきます。
サラヤとASUENEの魅力
企業が持続可能性を重視する中、サラヤのような企業は社会における責任を果たすための取り組みを強化しています。ASUENEはそのサポートを通じて、CO2排出量の可視化や削減についての新しい枠組みを提供し、企業の持続可能性向上に貢献しています。サラヤの活動は、他の企業にも良い影響を与えることが期待されます。
このように、サラヤはASUENEを通して環境意識の高い企業としての幅を広げ、持続可能な社会の実現に向けて邁進しています。今後の動向に目が離せません。