『TOKU』の挑戦
2024-09-04 11:44:01

こどもたちの未来を考えるアップサイクルブランド『TOKU』の挑戦

自然と共に育まれた『TOKU』の誕生


石垣島は美しい海と豊かな自然に囲まれた素晴らしい環境です。この地から生まれたアップサイクルブランド『TOKU』は、美容師として活躍する浦﨑智哉によって、プラスチック問題に対する危機感からスタートしました。特に、ヘアサロンから発生するカラーリング剤の廃プラスチックが、大きな環境課題となっています。

このプロジェクトの中心には、サロンで使用されたカラーリング剤のプラスチックキャップがあります。通常は廃棄されるこれらのキャップを『エンドレスキャップ』という新たな形で再利用し、未使用のキャップを全国の賛同ヘアサロンから回収することで、リサイクルやアップサイクルを推進しています。回収されたキャップは色別に分別され、細かくチップ状にされた後、加熱・溶融され、『TOKU』のオリジナル金型に圧入され、新しい形へと生まれ変わります。

オリジナルの『hair comb』とその魅力


2024年6月には、ビジュアルと機能性を兼ね備えたヘアコームが発売されました。このコームは、25年の美容師としてのキャリアに基づいて思考されたデザインで、手馴染みの良さ、使いやすさ、インテリアに馴染むビジュアルが特徴です。それぞれのコームは手作業で生まれるため、唯一無二のマーブル柄を持つアップサイクル商品となります。

NPO法人とのコラボレーション


『TOKU』のプロジェクトは、石垣島で海洋プラスチック問題に取り組むNPO法人「縄文企画」との出会いにより、より一層の拡張を目指しています。カラーリング剤のプラスチックキャップと、縄文企画で集められたオーシャンプラスチックを融合したデザインのヘアコームも登場するなど、独自性と環境意識が融合した製品を開発しています。今後は、アップサイクルラボ縄文との連携によるワークショップやアースクリーンツアーも予定されており、多くの人々が環境問題を考えるきっかけとなるでしょう。

今後の展望と製品開発


『TOKU』は、ヘアコーム以外にもハンドミラーやヘアクリップといった新たなアップサイクルプロダクトを考案中です。エシカルな活動を通じて、常に海や自然、地球の資源に対する意識を高めるためのメッセージを発信し続ける方針を持っています。

終わりに


『TOKU』の名前には、髪を「梳く」ことや問題を「解く」こと、さらには人々の思いを「説く」ことが込められています。美容業界のプラスチックゴミを減少させるために立ち上がったこのブランドの活動には、多くの人々に与えるポジティブな影響が期待されています。限りある資源を大切にしつつ、美しさを保ちながら持続可能な未来を目指す『TOKU』の挑戦は、何かを考え直すきっかけとなるものです。


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会社情報

会社名
U+
住所
沖縄県石垣市平得7-3
電話番号
0980-87-5375

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