一条工務店、ZEH住宅の供給実績10万戸を達成
地球温暖化対策が国際的に求められる昨今、株式会社一条工務店が提供するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の新築住宅の累計供給数がついに10万戸を突破しました。
近年の急速な温暖化問題に応える形で、政府は2025年から全ての新築建物に省エネ基準の適合を義務付け、2050年にはストックの平均でZEH水準の省エネ性能を確保するという方針を打ち出しています。このような社会的な背景の中、一条工務店は早くから環境問題に真剣に取り組み、業界をリードするZEHビルダーとしての地位を築いてきました。
一条工務店は、特に【超ZEH】の開発と普及に力を入れており、業界基準を上回る超気密・超断熱性能を実現しています。これにより、顧客に対して高性能な住宅を提供するだけでなく、2021年度には省エネ大賞事例部門ZEB・ZEH分野で経済産業大臣賞を受賞。これは、同社の取り組みが社会的に高く評価されていることを示しています。
この成功の背景には、自社グループ工場での部材内製化と施工の合理化があります。これにより高品質を保ちながらコストを抑え、より多くの家庭にZEH住宅が届く体制を整えています。さらに、体験型イベントや分かりやすい視覚的ツールを通じて地域住民へのZEHの普及活動を続けています。
一条工務店が提供する【超ZEH】は、性能においても特筆すべき点が多くあります。まず、断熱性能に関しては、外壁・天井・床に使用される「高性能ウレタンフォーム」が一般的な断熱材の約2倍の性能を発揮し、窓に使用される「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」は、一般的なペアガラスの約6倍の断熱効果を有します。この断熱性により、冷暖房費が通常のZEH住宅と比較して年間約9万円もお得になるとされています。
また、屋根一体型の大容量太陽光発電システムにより、日射を最大限に活用する設計がなされており、メンテナンスコスト削減にも寄与します。耐久性にも優れ、一般的な屋根のように塗り直す必要がないため、経済的にも非常に有利です。
一条工務店は、今後も持続可能な社会の実現に向け、環境保全と快適な暮らしの両立を目指した住まいづくりに注力していく考えです。これからの取り組みがどのように発展していくのか、目が離せません。