純国産Jeans50周年記念モデルが贈るデニムの新たな境地

純国産Jeans50周年記念モデル発表の詳細

今年、純国産Jeansの製造販売を手掛ける株式会社ビッグジョンは、50周年を迎えるにあたり、数量限定の特別モデルとして「50周年バナーデニムジャケット＆パンツ」をリリースします。これは、ビッグジョンが求める「Quality Comes First」の精神と、特別なデザインが融合したマスターピースです。

ビッグジョンは1960年代に海外から輸入したデニムを単に流通させるのではなく、1973年に国産デニム製造に乗り出し、岡山県倉敷市で独自のデニム開発を行いました。その結果、国産ジーンズの歴史が幕を開けました。特に、ジーンズが一般の若者の間で人気を博した80年代から90年代にかけては、街の「ジーパン屋」には多くのブランドのロゴやキャラクターが展示され、デニムに対する熱狂的な支持が広がりました。

「デニムバナー」という販促物はその時代の象徴であり、ディスプレイにおけるブランドの認知度を高めるための重要なアイテムでした。最近では、フリマアプリやネットオークションで古いデニムバナーが再注目されており、その独特なデザインが今一度脚光を浴びているのです。そこでビッグジョンは、50周年を記念する特別なアイテムとして、デニムバナーを用いたジャケットとパンツの制作に至りました。

今回の商品の生地には「KURABOU 14OZ SELVAGE DENIM」が使用されており、京都の手捺染工場で、職人の手による一枚一色ずつの丁寧な染色が行われています。この繊細かつ精緻な手作業を経て、どのサイズのジャケットやパンツでも最も魅力的に見えるように設計されています。

デザインは、地図のような模様と大きなベースボールロゴが特徴です。これは、ビッグジョンが持つ「世界中の人々に愛されるジーンズを提供する」という創業の理念を象徴しています。また、過去の雰囲気を再現するために、8番手の糸を使った従来の縫製スタイルも採用されており、野暮ったい印象がある一方で、ストリートファッションに溶け込むスタイリッシュさを兼ね備えています。

特に印象的な点は、製品に施されたシリアルナンバーの刺繍です。これは一つ一つ手作業で施され、その価値を高める仕掛けとなっています。商品開発主幹を担う木村氏は、「50周年という節目だからこそ、驚きやインパクトを追求しつつ、歴史やブランドのスピリットを感じてもらえるよう工夫しました。実際にこのモデルを作る過程で、文化の重要性を再認識しました」と語ります。

「デニムバナー」の存在は、ブランドの歴史そのものでもあり、50年間の進化を象徴しています。新しいモデルが登場する際には初めて見る人々にとって新鮮な驚きがあり、常に革新的であり続ける姿勢が、ビッグジョンの魅力でもあります。今回はその特典として、デニムクラッチバッグのノベルティも用意されています。記念モデルの販売は12月16日より開始され、直接店舗での購入や公式オンラインショップでも手に入れることができます。