坂本眞一のアートプリント展が麻布台ヒルズに登場
東京・麻布台ヒルズのギャラリーで、坂本眞一の人気作『イノサン Rougeルージュ』からマリー・アントワネットを描いたアートプリントの展示会が開かれます。本展では、コロタイプ印刷による作品が公開・販売され、アートファンやマンガ愛好者にとって、見逃せないイベントとなることでしょう。
『イノサン』の魅力
坂本眞一の『イノサン』シリーズは、18世紀のフランス革命期を舞台に、無垢に生き抜く死刑執行人の兄妹、シャルル‐アンリ・サンソンと妹マリー‐ジョセフ・サンソンを描いています。物語は、国王ルイ16世の斬首刑を指揮したサンソン兄妹の視点から描かれ、多くの人々に衝撃を与えています。そのリアルな画風は、「これはマンガなのか、絵画なのか」といった疑問を生じさせるほどです。
デジタルの力
坂本はフルデジタルで作画を行っており、その手法により紙が破れる心配がなく、細部にわたる描き込みが可能になりました。人物の表情や衣装のディテールは圧巻で、特にマリー・アントワネットの髪型や繊細なレース、煌めくアクセサリーなどは、技巧的に描かれています。特に彼女の顔のラインは、極細線でぼかす技法を用いることで、柔らかな優しさが漂う仕上がりになっています。
コロタイプ印刷の魅力
展示作品は、フランスのアルフォンス・ポアテヴァンにより発明されたコロタイプ印刷技法によって制作されています。この技法は、19世紀末から様々な美術品で広く使用されており、長期間美しい印象を残すことができます。本展示の作品は、1887年に創業された便利堂のコロタイプ工房にて印刷され、用紙にはフランスのZuber Rieder社製の高品質な素材が選ばれています。その仕上がりは574mm x 400mmのサイズで、edition 20として坂本の直筆サイン入りとなっています。
展示の幻想的な世界
ギャラリーでは、作品で描かれた世界を再現するために、薔薇やトランプ、グラスなどが床に散りばめられた幻想的な景観が演出されています。また、赤とピンクのライティングが施され、訪れる人々に夢のような体験を提供します。
展示期間とアクセス
このアート展は、2026年4月28日(火)から6月28日(日)まで開催されます。東京都港区に位置する麻布台ヒルズガーデンプラザAB1内、集英社マンガアートヘリテージ・トーキョーギャラリーで行われ、神谷町駅から徒歩約1分の便利なアクセスも魅力です。
営業時間は11:00〜20:00までで、休廊日については公式サイトでの確認が必要です。美しいアートに触れられるこの貴重な機会をぜひお見逃しなく。
坂本眞一のプロフィール
坂本眞一は1972年に大阪で生まれ、1990年に『キース!!』でデビューを果たしました。その後、様々な作品を手がけ、『孤高の人』では文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞しています。デジタル作画に転向し、社会現象を巻き起こした『イノサン』シリーズは多くの評価を受け続けています。