日本のブランド、中国進出を加速する新たなパートナーシップ契約の締結
日本と中国の文化と商業の架け橋になる新たな試みが始まりました。中国市場での日本ブランドやアーティストの展開をサポートすることを目的としたパートナーシップ契約が、蔦屋投資(上海)有限公司と上海诺词商务咨询有限公司の間で締結されました。この契約は2025年7月28日をもって有効となります。
パートナーシップ契約の内容
中華圏向けのマーケティング・販売支援を手掛けるノーツ株式会社の中国現地法人である上海诺词商务咨询有限公司(略称:上海ノーツ)は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中国法人である蔦屋投資(上海)有限公司と提携し、日本の文化や商品を中国市場へ展開する力強い手を組むことになりました。
このパートナーシップの主な目的は、日本のブランドやアーティストを中心とした多様な文化や商品の中国展開を推進すること、そして訪日旅行客向けビジネスの拡大です。
各社の役割
蔦屋投資の貢献
蔦屋投資は、自社の運営する蔦屋書店やTSUTAYA BOOKSTOREなど様々な店舗やECプラットフォームを活用し、中国市場をターゲットとした販売チャネルを提案します。これにより、ユーザーが直接日本の文化や商品にアクセスしやすくなります。
上海ノーツの貢献
一方、上海ノーツは、自社が関与する多くの日本のメーカーやブランド、企業、自治体などに対して、中国への展開に向けた企画立案や訪日旅行者向けの施策を提供します。このように、両者の強みを組み合わせることで、より効果的なマーケティングと販売戦略を推進します。
今後の展開
この新たなパートナーシップを通じて、蔦屋投資と上海ノーツは、日本の優れたコンテンツや製品を中国市場に届けることに加え、訪日旅行者に対して文化体験や購買体験を交えたクロスボーダー型のサービスを提供することに努めます。具体的な活動や成果については今後の協議を踏まえ、随時発表される予定です。
関係者のコメント
蔦屋投資(上海)有限公司の橋本龍之介董事長は、ノーツ社との協業がさらに深まり、お客様に喜ばれるサービスを展開できることを期待していると述べています。彼は「非常に心強いパートナーと組むことができ、大変嬉しく思います」と語り、この協業を通じた未来への期待を寄せています。
会社概要
上海诺词商务咨询有限公司
- - 所在地:上海市静安区国庆路43号303室
- - 董事長:近藤岳裕
- - 事業内容:中国国内におけるマーケティング支援・販売支援
- - URL: ノーツ株式会社
蔦屋投資(上海)有限公司
- - 所在地:上海市徐汇区中山西路1600号A座 20层 2006-2008室
- - 董事長:橋本龍之介
- - 事業内容:CCCの100%子会社として、書店の運営やブックディレクション、空間デザイン、アート提案などを展開
この新たなパートナーシップが生み出す成果に期待が寄せられる中、日本の文化を愛する多くの人々に新しい体験を提供する道が開かれることを願っています。