日本企業の中国語サイトに関する新たな調査結果
株式会社アークコミュニケーションズが発表した最新のレポートによると、中国語(簡体字)に対応したWebサイトを運営する上場企業のうち、94%の企業がそのサーバーを日本国内に設置していることが分かりました。この調査は、東証一部上場企業1687社の中から422社を対象に行われました。
調査の背景
アークコミュニケーションズは、国際展開を目指す企業が増加する中、特に中国語対応の重要性を実感し、2012年から定期的に「企業のWebサイトが何ヵ国語の外国語に対応しているか」というテーマで調査を実施しています。2011年の調査結果では、中国語(簡体字)に対応する企業が前年から大幅に増加し、7.7%の成長を示しました。この増加は、企業からのサーバー設置に関する質問の増加にも表れています。
中国本土の利用者を対象としたWebサイトについては、サーバー設置の場所がアクセス速度に影響を与えると言われています。特に、中国国内マーケット向けのサイトは中国にサーバーを置くことが推奨されていますが、現地法人を持たない日本の企業が中国国内にサーバーを設置するのは、様々な規制や運用環境の違いから困難です。そこで、アークコミュニケーションズは、実際に日本の企業がどのような対応をしているのかを調査しました。
調査結果の詳細
調査の結果、企業サイトについては、驚くべきことに94%が日本にサーバーを設置していることが分かりました。これに対し、中国本土のアクセスを重視し、いわゆる現地法人サイトを持つ企業の70%(294社中205社)が、中国本土にサーバーを置いていることも明らかになりました。つまり、国を越えたビジネスを展開する際、企業は運営上の効率性を優先し、日本一か所にサーバーを集中させている現状が伺えます。
また、中国語(簡体字)サイトを同時に両方持つ企業422社の中で、企業サイトと現地法人サイトのサーバーが同じく中国に置かれているのはたったの1社のみでした。このことからも、日本の企業はサーバー設置の選択肢が非常に限られていることが分かります。
今後の展望
アークコミュニケーションズでは、今後も様々なインターネット関連の調査レポートを発表する予定です。国内外の企業が国際的な競争で優位性を保つためには、テクノロジーの進化や市場動向の把握が不可欠です。これにより、より多くの企業が効果的なWeb戦略を構築する手助けをしていく考えです。
会社情報
株式会社アークコミュニケーションズは、Web制作や企業向けの翻訳・通訳サービスを提供し、「Communicate Locally, Market Globally」をコンセプトに展開しています。詳細は公式ウェブサイトを訪れて確認してください。
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これからも、企業の国際展開に向けたWeb制作が一層重要になる中、アークコミュニケーションズが提供する情報に注目です。