リモート謝恩会で卒業生を祝福し地域を応援する新たな取り組みの実施

リモート謝恩会で卒業生の門出を祝う

新型コロナウイルスの影響で、昨年度の卒業式を中止した大学が79校に達する中、2023年も同様の状況が続いています。卒業生たちはこの大切な節目を祝い、友人たちと共に思い出を振り返ることが困難になっています。しかし、そんな時だからこそ、彼らを祝うための新しい形が誕生しました。

コロナ禍で変わる卒業式

文部科学省の調査によると、全体の約40%にあたる国公立大学が卒業式を中止。さらに、首都圏では緊急事態宣言の影響で、卒業後の謝恩会も自粛が求められる状況にあります。これでは、努力を重ねてきた学生たちの晴れの日が台無しになってしまいます。そこで、株式会社電通アドギアでは、リモートによる謝恩会の開催を決意しました。

地元の居酒屋を応援しながらのオンラインイベント

このリモート謝恩会は、卒業生と地元の居酒屋の双方を支援する目的を持っています。自宅に居ながら友人たちと乾杯を楽しむこのオンラインイベントでは、参加者に地元の飲食店様からのお祝い料理が届けられます。また、乾杯用の飲料は当社のクライアント様からの提供によって実現し、心温まるメッセージも送られます。これは、社会からの応援を受けて、前向きに社会人生活へと進んでいく学生たちに勇気を与える活動です。

なぜこの取り組みが必要か

私たちがリモート謝恩会を実施する理由は、既存の繋がりを大切にし、少しでも学生たちに楽しんでもらうためです。彼らから聞いた窮状に心を痛め、何かできることはないかと考えました。普段のコミュニケーションプロデュースの経験を活かし、オンラインでもその思いが伝わるよう努めています。コロナ禍で人との繋がりが薄れている今、社会からの応援や繋がりを再確認することができる有意義な機会を提供したいとの思いが今回の企画につながりました。

楽しいコンテンツを通じた卒業祝福

この謝恩会の配信は、電通アドギアのBARカウンターから行われ、さまざまなゲストが参加します。居酒屋からのメッセージや、社会課題について楽しく解決するシェフのトーク、さらには新入社員との座談会など、様々なコンテンツが用意されています。参加する卒業生たちは、自宅で自由に参加しながらも、社会に出る不安を少しでも和らげるきっかけを掴んでもらえればと思っています。

参加構成と配信日

このイベントは、2023年3月15日（月）19:00から21:00まで開催されます。参加者には慶應義塾大学や東京大学、早稲田大学の4年生約15名が含まれ、各自自宅からリモートで参加します。地元の居酒屋の協力もあり、クライアントの飲料メーカーとも連携し、多くの人々からのサポートを得ています。

卒業という特別な瞬間を、少しでも豊かに彩るために私たちは全力でサポートします。若者たちが新たな一歩を踏み出すための力に、少しでもなれることを願ってやみません。