映画館での推し活を楽しむ新しい試み
オーエス株式会社(OSシネマズ)は、武庫川女子大学と連携し、映画館での「推し活」を促進するプロジェクトを展開しました。この取組みは、映画館を訪れる人々が自分の好きなキャラクターやアーティストを楽しむための新しい環境を提供することを目的としています。2024年7月、両者は実践学習を通じて、映画館での推し活の認知度向上を目指す授業を行い、その成果を2024年11月8日に発表しました。
本企画の背景
OSシネマズは映画館を単なる映画視聴のための場所だけでなく、地域文化や情報発信の拠点として機能させることを目指しています。映画館内での体験型イベントや地域との連携イベントを通じて、新しい顧客体験を創出し、地域の活性化に寄与しています。このような取り組みの中で、武庫川女子大学の学生たちからも「映画館で推し活を楽しみたい」という声が多く寄せられ、これを受けての新しい施策がスタートしました。
特に「シネマ・de・推し工房」やオリジナル推し活商品の販売を通じて、映画館での消費行動に新しい形を提供することが目的です。学生のアイデアをもとに、映画館内のフォトブースや推し活向けポップコーンの認知度向上策について、具体的な広告宣伝が検討されました。
実施概要
このプログラムは2024年8月30日から11月8日まで行われ、武庫川女子大学経営学部の1年生から3年生までの10名が参加しました。学生たちは、映画館内での推し活に関連するアイデアを洗練させ、市場調査を行いながら、効果的な広告宣伝物を制作しました。館内のフォトブースでの撮影や、SNSを利用した宣伝は大きな注目を集め、一部の施策は既に多くの来場者を引きつけています。
学生たちは、実際の売上につながるような広告戦略を模索し、具体的な成果を挙げるべく試行錯誤を経験しました。この一連のプロセスを通じて、売上向上にはまだ課題が残るものの、SNSでのフィードバックが過去最高に達した点は大きな成果です。
学生の感想
プログラムに参加した学生からは、「宣伝物のデザインが良くても、購買促進にはさらなる工夫が必要ということが分かった」という意見や、「実際に自分たちの作ったポスターが映画館に掲示されるのを見て感動した」との声が上がっています。また、「ユーザー視点に立つ重要性を痛感した」といった意見もあり、実践的な学びが多くあったようです。
今後の展望
最終的に得た知見を活かし、OSシネマズは地域の若者と協力しながら、さらなる施策を展開していく予定です。今後も映画館を通じて新しい価値を創造し、地域の文化発信の場としてさらに成長していくことが期待されます。
大学と企業の詳細
武庫川女子大学は兵庫県西宮市に位置し、1949年に設立されました。経営学部は実践的な学びを重視し、地域との連携を強化しています。OSシネマズは、関西を中心に展開する映画館で、地域の文化やエンターテインメントに寄与することを使命としています。
公式サイトやSNSを通じて、最新情報をチェックすることができます。
この新しい試みが、映画館での推し活文化をさらに盛り上げ、多くの人々に楽しみを提供することを期待しています。