奈良県が堂々の1位！ゴミ拾い仙人のゴミュラン5つ星ランキング発表

日本中の美しい景観を守るため、ゴミ拾いの活動をしている吉川充秀氏が、「ゴミ捨て仙人」として全国47都道府県での活動を行い続けている。彼は、今までに約130万個のゴミを集め、自身の経験を基にしたゴミの量をランキング化した「ゴミュラン5つ星ランキング」を発表した。このランキングは、観光地や主要都市を対象に、ゴミの量を星の数で評価するという独自のシステムで、全国のゴミの実態を浮き彫りにしている。

まず、ランキングの発表と共に明らかになったのが、最もゴミが少ないエリアとして奈良県だ。地元の人々が誇る清らかな環境は、奈良駅近辺を歩いてもゴミが見当たらない様子が確認でき、ランキングで堂々の1位に輝いた。吉川氏によると、奈良県は地域の努力が実を結んだ結果だと感想を述べている。

続いて、ゴミが多い観光地のベスト3は、東京都新宿歌舞伎町がトップに。ここでは、わずか35分のゴミ拾いで5袋分のゴミを集めるという目を疑う結果が出た。また、大阪府西成も負けず劣らずのゴミの宝庫で、60分のゴミ拾いで進んだ距離がわずか100メートルという衝撃の状況が報告された。

対照的に、最もゴミの少ない観光地ランキングの1位には、沖縄県の大石林山が選出された。ここでは、90分かけてもゴミが見つからなかったという。このような場所が日本に存在することを嬉しく思うと吉川氏は語る。

また、ランキングが観光地だけにとどまらず、都道府県別でも発表された。最もゴミが少ない都道府県として奈良県が再び評価されたことは大きな驚きだ。一方で、一番ゴミが多い都道府県には大阪府が選ばれ、その惨状は訪れる人々に多くの影響を与えているだろう。

この日、吉川氏は2025年以降の目標にも言及。国内だけでなく、国際的なゴミ拾いの旅も計画しており、世界の7大陸全てを訪れ、そこでもゴミ拾い活動を広げたいと考えている。

吉川氏の活動は、単なるゴミ拾いにとどまらず、ライフスタイルの一部として捉えられ、多くの人々が彼の姿に刺激を受け、環境保護の重要性を再認識するきっかけとなっている。また、彼は「ゴミ拾いをすると人生に魔法がかかるかも」と著書にも述べており、実際に心がけて行動することで、心地良い日々を作り出すメッセージを伝えている。

吉川充秀氏のゴミ拾いの旅は、今後も続いていく。その活動を通じて、彼自身が見つけた様々なメッセージや思いを多くの人々と分かち合いたいと願っている。彼のゴミ拾いの活動が、全国、そして世界中に広がることを期待しよう。