YKK APの持続可能性
2025-02-18 14:23:54

YKK APが再生可能エネルギーで持続可能な製造の未来を実現

YKK APの持続可能な製造体制の構築



YKK AP株式会社は、2030年度までにCO₂排出量を2013年度比で80%削減する目標を掲げ、再生可能エネルギーの活用による持続可能な製造体制の強化に取り組んでいます。

近年、気候変動への対策が企業単位で求められている中、YKK APは製造所における太陽光発電の導入を加速させています。特に富山県滑川市に位置する滑川製造所では、三井住友ファイナンス&リース株式会社の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズと連携し、パネル容量4,770kWの大規模なオンサイト型自家消費太陽光発電への契約を締結しました。この発電プロジェクトは、2023年1月から発電を開始し、年間の想定発電量は約4,898MWhとなっており、滑川製造所の電力使用量の23%を賄うことが見込まれています。これにより期待される初年度のCO₂排出量削減効果は約2,146トンで、全体のCO₂排出量を16%削減することができます。

さらに、2023年3月には、熊本県八代市にある九州製造所においても、容量3,300kWhの大規模蓄電池を導入し、発電した電力の余剰分を効率的に蓄える計画が進められています。この蓄電池で得られた電力は、電力使用量が多い時間帯や夜間に活用され、契約電力の使用を抑制します。加えて、工場の屋根にも710kWの太陽光発電パネルが設置され、より効果的なエネルギー管理システムの構築が行われています。これらの取り組みを通じて、YKK APは持続可能な製造を目指し、さらなるCo₂排出量削減に貢献していくことを目標としています。

YKK APでは、滑川製造所だけでなく、兵庫県神戸市にある六甲窓工場でも太陽光発電を採用したカーポートを設置するなど、全国各地での再生可能エネルギー活用を推進中です。2025年3月までには、国内外の再生可能エネルギー電力は合計18,300kW・発電容量16,200kWに達し、年間のCO₂排出量削減効果は約13,000トンに及ぶ見込みです。

今後もYKK APは、再生可能エネルギー利用の拡大を通じて製造業界のカーボンニュートラル実現に取り組んでまいります。このような企業の努力は、持続可能な社会の実現に向けた大切な一歩であり、今後の展開に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
YKK AP株式会社
住所
東京都千代田区神田和泉町1番地
電話番号
03-3864-2200

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