放課後の校庭開放が始まる
近年、共働き家庭の増加とともに、子どもたちが自由に遊び過ごせる場所が限られています。そんな中、高槻市では新たに放課後の居場所を提供する取り組みとして、見守り付きの校庭と体育館の開放を決定しました。
安全で自由な遊びの場
このプログラムは、地域の児童に向けて安全で安心な放課後の活動を促進することを目的としています。具体的には、授業終了後の平日には、運動場でボール遊びや縄跳びを楽しんだり、体育館で宿題やトランプなどの室内遊びに取り組むことができます。これにより、親が仕事をしている間も、子どもたちはいつも無理なく過ごせる環境が整えられます。
開放時間と対象
このサービスは、令和6年10月1日より開始され、対象となるのは実施校に在籍する小学1年生から6年生。事前の登録が必要ですが、利用料は無料で提供されています。平日放課後の開放時間は授業終了後から17時までとなっており、長期休業中には特別な時間帯が設定されています。例えば、夏休みは午前9時から正午まで、冬・春休みには午前9時から午後5時まで子どもたちに開放されます。
見守り体制の充実
安全面では、校庭の開放に伴い、見守り員が2人配置されます。彼らは、児童が危険な遊びをしている際に注意を促したり、万が一けがをした場合の初期対応などを行います。保護者としては、子どもが安心して過ごせる環境が提供されることが非常に重要です。
実施校と今後の展開
初年度は、奥坂、寿栄、大冠、清水、高槻小学校の5校で実施され、今後は順次、実施校を拡大していく計画です。次年度には、全40校に広げる予定であり、最終的には小規模校の樫田小学校を除いたすべての学校が参加します。この取り組みを通じて、高槻市内の児童たちが地域の中で豊かな遊びの経験を積むことが期待されています。
最後に
放課後に子どもたちが安心して過ごせる空間が増えることは、地域全体の福祉にも寄与します。今後もこのような取り組みが進むことを期待しつつ、高槻市での新しい校庭開放の試みに注目していきましょう。
詳細については、
高槻市の公式ホームページを参照ください。