成田空港とマーケットエンタープライズが提携しリユース施策を強化

成田空港とマーケットエンタープライズが手を組む

最近、成田空港と株式会社マーケットエンタープライズが提携し、空港内で発生する不要品のリユースに関する業務契約を締結しました。この取り組みは、2050年度までに成田空港が排出するCO₂を50％削減することを目指すNAAの「サステナブルNRT2050」方針に基づいています。リユースの普及を進めることで、環境保護とともに航空ファンのニーズにも応えることを目指しています。

提携の背景

成田空港は近年、持続可能な空港運営を実現するため、多様な施策を展開してきました。その中でも、廃棄物を減らし、リユースを推進する取り組みに力を入れています。特に、空港内で廃棄されてしまうアイテムを売却する試みが行われてきました。しかし、未だに多くの逸品が不要品として扱われ、その価値が無視されることが多かったのです。

一方で、マーケットエンタープライズはリユースプラットフォーム「おいくら」として広く知られ、全国200以上の自治体とも連携しています。このように、サステナブルな社会の実現に向けて力を入れている2社のニーズが合致し、今回の提携が実現することとなりました。

どのような商品がリユースされるのか

本提携に基づくリユース施策では、成田空港内の不要品が対象となります。具体的には、空港で使用されていた備品や、システム変更などで役を終えた退役グッズが取り扱われる予定です。たとえば、航空灯火や緯度経度表示灯、スポット番号表示灯などが販売されるとのことです。

これらは入手困難な希少アイテムであり、空港ファンや航空業界関係者にとっては特に魅力的な商品です。リユースの取り組みを通じて、こうした商品が一般市場に流通することは、大きな意義があります。