EVモーターズ・ジャパン、50億円の融資で新工場を建設中

株式会社EVモーターズ・ジャパン、50億円の融資契約を締結

株式会社EVモーターズ・ジャパン（本社：福岡県北九州市）が、独立行政法人中小企業基盤整備機構の「革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度」を利用して、総額50億円の融資契約を結んだことが発表されました。この資金は、同社が現在建設中の商用EV最終組み立て工場「ゼロエミッションe-PARK」の設備資金および運転資金に充てられ、商用EVの量産体制の確立を目指します。

シンジケートローン契約の詳細

今回の融資は、株式会社三井住友銀行がアレンジャーとして、さらに福岡銀行をコアレンジャーとして、地元の金融機関を含む複数の銀行が参加したシンジケートローンという形で実現しました。参加行には福岡ひびき信用金庫、株式会社北九州銀行、株式会社紀陽銀行、株式会社横浜銀行、株式会社広島銀行、株式会社佐賀銀行、株式会社西日本シティ銀行、株式会社足利銀行が含まれています。このように、地域金融機関の支援を受けることで、地域経済への貢献を狙っています。

ゼロエミッションe-PARKの魅力

「ゼロエミッションe-PARK」は、商用EVの完成組み立てを行うだけでなく、EV技術の普及と新たな地場産業の創出、地域活性化を図る目的で建設されています。この施設は、「EVを広げる、EVを体感する、EVの楽しさを知る」をテーマに、試乗や試運転、工場見学、さらにはEVに関する資料の展示も行う体験型の複合施設です。

現在、工事の第一期が完成し、第二期工事の着手も進められています。また、この施設では風力発電やソーラー発電を利用した再生可能エネルギーによる自立発電での運営が予定されており、環境にも配慮した取り組みがなされています。

会社概要

EVモーターズ・ジャパンは、2019年に設立されて以来、電気自動車や充電ステーションの販売、メンテナンスを行っています。また、レベル4の自動運転バスの開発や、電気自動車のリース、そして再生可能エネルギー事業への参入も進めています。最新の技術を活用した事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する企業として注目を集めています。

本社は福岡県北九州市に位置し、アクセスも良いため、今後多くの観光客やビジネスパートナーの訪問が期待されています。EVモーターズ・ジャパンの今後の展開に目が離せません。