MPO端面検査カメラ
2020-03-03 13:30:09

業界初!MPOコネクター端面検査カメラ「FI-3000 FiberInspector Ultra」の登場

MPOコネクター端面のニーズに応えた最先端技術



米国のフルーク・ネットワークスが新たに発表した「FI-3000 FiberInspector Ultra」は、業界初となるMPOコネクターの端面検査カメラです。この新製品は、単芯及び8~32芯のMPOコネクター端面の汚れを一回の操作でチェックできる画期的なツールです。特に、コネクター端面の汚れは光ファイバー通信の信頼性を減少させる主因とされるため、この製品の登場は光ファイバー業界にとって重要な試みとなります。

効率的な検査プロセス


「FI-3000 FiberInspector Ultra」は2秒以下のスピードで自動的にコネクターの端面をテストし、結果を瞬時に表示します。この高速検査により、技術者は無駄な時間を減少させ、作業効率を向上させることができます。

さらに、本製品は人間工学に基づいた設計がされており、タッチスクリーン操作で簡単に操作が可能です。このライブ・ビュー機能により、検査中の映像もリアルタイムで確認できるため、視覚的にも安心感を提供します。

多機能なアクセサリーセット


「FI-3000 FiberInspector Ultra」には、本体の他に多様なプローブ・チップ・セットが付属し、様々なタイプのコネクターへも対応可能です。オプションとしてご用意される16/32芯UPCアクセサリーや、LC、MU、SC、ST、FC、E2000などの単芯ファイバーコネクター用チップもあり、幅広いニーズにこたえることができるのです。

価格は850,000円(税別)からとなっており、フルーク・ネットワークスとしては初年度に100台の販売を目指しています。

コネクターの汚れが引き起こす問題


光ファイバー端面の汚れは、シングルモードおよびマルチモードの配線システムにおいて主な問題とされています。この汚れは、挿入損失や反射を引き起こし、光信号の正常な受信を妨げる原因となります。米フルーク・ネットワークスの調査によれば、光ファイバー配線の問題の80%以上がコネクター端面の汚れに起因しているとのことです。

そのため、光ファイバー工事を行う技術者は、事前にコネクターのクリーニングを行う必要がありますが、目視検査だけでは不十分です。「FI-3000 FiberInspector Ultra」を使用することで、確実に端面の状態をチェックできるため、故障を未然に防ぐ強力な武器となります。

スマートフォンとの連携で業務効率化


新しい「FI-3000 FiberInspector Ultra」は、スマートフォンと連携することで、測定結果を簡単に共有できる点も魅力です。アプリを通じてMPO配線を検査し、その結果をテキストやSNSで瞬時に送信できるため、チーム内での情報共有が格段にスムーズになります。

また、特許取得中のフラッシュライト「PortBright」機能により、暗い場所での接続作業も効率的に行えます。これにより、技術者は常に高品質な作業ができる環境を確保できます。

業界最高速の検査ツール


「FI-3000 FiberInspector Ultra」は、光ファイバー業界の先駆けとなる製品で、これからのファイバー検査の在り方を変える存在と言えるでしょう。多機能性と高効率を兼ね備えたこの製品を導入することで、多くの企業が光ファイバーの品質向上に貢献できると期待されます。

フルーク・ネットワークスは、既に世界50カ国以上で展開し、多くの企業に信頼されるブランドです。今後も新たな技術革新を進め、業界全体の効率化を目指しています。

新しい光ファイバー端面検査カメラ「FI-3000 FiberInspector Ultra」は、光ファイバーの検査を効率化し、信頼性を高めるための優れたソリューションです。各技術者がその利便性を体感できる日も近いでしょう。

会社情報

会社名
株式会社テクトロニクス&フルーク社(米国フルーク・コーポレーション日本法人)
住所
東京都港区港南2-15-2品川インターシティB棟6階
電話番号
03-4577-3972

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