2025年7月9日から8月4日まで、東京・銀座三越にて、KAZUSA MATSUYAMA、三澤亮介、尾潟糧天のグループ展示『EPOCH - You Were Here.』が開催されます。この展示は、アートと社会の歴史に対する考え方を刷新し、観る者に新たな視点を与えることを目的にしています。各作家は、絵画とその役割、視覚的な表現方法について問い直し、より深い社会的なメッセージを込めた作品を発表します。
「EPOCH」という言葉には、天文学的な基準時間という意味が込められており、アーティストたちの現在地点を示す座標として機能します。この展示は、移ろう時代の流れの中で、アートがどのように変化し続けるのか、それをどう感じることができるのかを探求する場でもあります。「You Were Here.(あなたはここにいた)」というタイトルは、作品と観える人々との間に生まれる出会いを記録し、作品の深いメッセージを感じ取ることができる出発点を提示しています。
展示の主催を務める株式会社Embedded Blueは、アートプロジェクトのデザインを専門に手掛け、アーティストと企業の支援を行う会社です。彼らは、ビジネスの側面とクリエイティブな能力を融合させ、取り組むアートプロジェクトに強い個性を持たせています。
KAZUSA MATSUYAMAは、1992年に東京で生まれ、特に「Anonymous Portraits」シリーズで知られています。彼の作品は、感情表現だけでなく、内面的な美しさを探求しています。観る者に独自の解釈を促す描写が特徴で、海外でも多くの個展を開催しているほか、Rolls Royceのイベントにも参加しています。
三澤亮介は、立教大学の映像身体学科を卒業し、2020年から現代アーティストとして活動を開始しました。彼の作品は現代の多様なメディアを駆使し、「メディアパラドックス」という独自の手法により、世界の美しさを浮かび上がらせます。
尾潟糧天は、海や森林などの自然を観察し、それを基に絵画を制作します。彼は客観的な観察記録を通じて、感情を排除した作品を生み出す方法論を持っています。また、デジタルアートやパフォーマンスなど多様なメディアを用いることで、自然の描写を深めています。
展示は銀座駅からも徒歩圏内という便利なロケーションで、営業時間は10時から20時まで、休館日なしで観覧することができます。現代アートが持つメッセージや、アーティストたちの個々の視点に触れられる貴重な機会を、ぜひお見逃しなくご体験ください。彼らの作品を通して、アートがどのように私たちと繋がり、どのように新しい視点を提供してくれるか、その一端を感じることができるでしょう。アートの未来に興味がある方々は、この機会に足を運んでください。