3D都市モデルの可能性を引き出す「PLATEAU AWARD 2024」ファイナリスト決定！

3D都市モデルの未来を切り開く「PLATEAU AWARD 2024」

国土交通省が主催する3D都市モデルの開発コンテスト、「PLATEAU AWARD 2024」のファイナリストが選出されました。このコンテストは、オープンデータで提供される3D都市モデルの新たな活用法を探るもので、今回は学生やエンジニア、クリエイターなど多様な応募者から寄せられた50を超える作品の中から、優れた10作品が選ばれました。

本年度で3年目を迎えるこの企画は、2024年12月7日と8日に開催された一次審査を経て、最終審査会に進む作品を選定しました。最終審査は2025年2月15日に行われ、ファイナリストたちは自らの作品を紹介するプレゼンテーションを行います。審査員たちは厳正に審査を行い、グランプリを含む各賞を発表する予定です。審査の模様は現地観覧やオンラインでのライブ配信で見ることができるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ファイナリスト作品のラインナップ

選ばれた10作品は、様々な視点から3D都市モデルの可能性を示しています。たとえば、虎ノ門深海水族館の「うっぴー」による『3D都市世界体験型リハビリ・トレーニング』や、日本工営株式会社による『飛び出す避難場所マップ』などが挙げられます。これらは、都市における実用的な情報提供や安全対策に資する内容となっており、社会に貢献する可能性を秘めています。

ファイナリスト作品一覧

- うっぴー：3D都市世界体験型リハビリ・トレーニング（虎ノ門深海水族館自治医科大学西村智）
- 日本工営株式会社ビジュアルコミュニケーションチーム：飛び出す避難場所マップ
- 白宏健：横浜市交通死亡事故3D体験マップ
- 広島高校情報部：PLATEAUを利用したコミュニケーション・情報共有ツール
- ミヤタゲームズ：空傘散歩
- スペースシフト：Plateau3D都市モデルを活用した衛星画像のシミュレーション
- トグルホールディングス：街の“未来”を描く地図
- 北村駿季：イメージ共有ツール Vision×Link
- LociAI：PLATEAU Agen

これらの作品は、PLATEAU AWARDの公式サイトで詳細を確認することができ、プロモーションムービーも公開されています。

コンテストの背景と目的

PLATEAU AWARDは、地域のデジタル・トランスフォーメーションを推進し、より良い社会を築くための重要な試みです。応募作品は、商業サービスからアート作品、都市開発を目的としたシミュレーションまで多岐にわたり、特に若年層やクリエイターの参加を促進しています。審査基準には、3D都市モデルの活用やアイデアの独自性、デザイン性など5つの観点が含まれ、各賞には賞金も用意されています。

これからの展望

Project PLATEAUは、スマートシティを進めるためのデジタルインフラを整備することを目指しています。今後も3D都市モデルの整備・活用を進め、エコシステムの形成を図ることで、日本および地域社会の発展に寄与していくでしょう。

探求する創造性がカタチになる場として、「PLATEAU AWARD」というプラットフォームがどのように成長し、未来を切り開いていくのか、注目が集まります。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れて、最新情報を追ってみてください。詳細・視聴申し込みはこちらから

PLATEAU AWARD公式WEBサイト