西原麻友子受賞
2025-06-28 11:35:25

滋賀県出身の起業家、西原麻友子が女性のチャレンジ賞を受賞

女性のチャレンジ賞を受賞した西原麻友子



滋賀県草津市に本社を置く株式会社ベホマルの代表、西原麻友子さんが内閣府から「令和7年度女性のチャレンジ賞」を受賞しました。この賞は、社会に新たな挑戦をし、他の女性たちのロールモデルとなる方々を称えるもので、毎年およそ4名が選出されます。西原さんは、滋賀県の推薦を受け、見事にこの栄誉を掴みました。

表彰式は2025年6月27日に内閣府中央合同庁舎で行われ、三原じゅん子内閣府特命担当大臣から公式に賞状と記念盾が授与されました。左から、未来ウーマン応援大使の入江聖奈さん、西原さん、三原大臣の姿が印象的です。

西原さんのお仕事の背景には、15年間の大手電子部品メーカーでの研究職経験があり、そこから脱サラして起業に至りました。彼女は「子どもたちに美しい地球を残したい」という強い想いを抱き、自宅での研究開発からスタートし、現在では様々な企業との連携を通じて、「美環™(びのわ)」というバイオマスCO₂吸収素材の社会実装を推進しています。

女性の起業家としての挑戦



日本国内において、起業家として活動する女性は22.3%に過ぎず、滋賀県では20.7%という低い数字の中で、西原さんは特に理工系やディープテック分野での起業家として非常に貴重な存在です。彼女のように新しい事業を立ち上げ、社会の未来を見据えた今までになかったロールモデルとして注目されています。

現在、西原さんが取り組んでいるバイオマス由来のCO₂吸収素材「美環」は、使うだけで大気中のCO₂を吸収する特性を持ち、すでに日用品、アクセサリー、建材などの分野への応用に向けた開発が進行中です。特に、クラウドファンディングを利用したCO₂吸収アクセサリーは、目標額を大きく超える支援を集め、社会のニーズを受け止めています。

さらに西原さんは、2025年4月21日から28日の間、大阪関西万博のヘルスケアパビリオンに出展予定で、未来の環境問題に対するアプローチをより多くの人々に知ってもらう機会としています。この展示会では、空気中の二酸化炭素を吸収するテーブルが注目され、多くの来場者がその取り組みを体感しました。

挑戦の背景と今後の目標



西原さんは起業家としての道のりを歩む中で、女性や企業内の研究者たちのロールモデルになりたいと考えています。彼女の取り組みは、企業の中に隠れている多くの優秀な研究者に新しい道を示し、起業に対する意識を高める手助けとなるでしょう。また、彼女は「日常をCO₂回収スポットに」というビジョンを掲げ、自身の活動を通じて地球環境に貢献する道を模索し続けています。

現在開発中の「美環」を含む新素材は、業界との連携によって広がりを見せることが期待されており、目の前の環境課題に対する新しいソリューションを提供するものです。

株式会社ベホマルの使命は、バイオマスCO₂吸収材を世に出し、脱炭素社会の実現へ向けた治療的な役割を果たすことです。彼女たちが目指すのは、日常生活の中で少しずつでもCO₂を削減し、誰もが参加できる気候アクションを実現することです。このような小さな努力が、未来の環境を変える大きな力に繋がると信じています。


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会社情報

会社名
株式会社ベホマル
住所
滋賀県草津市野路東1-1-1立命館大学BKCインキュベータ201号室
電話番号

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