ネットワーク監視の新たな波、Paessler PRTGの日本拡大が始動

ドイツのPaessler社は、ネットワーク監視ツール「PRTG」を日本市場に投入するため、ピーエスジェイ合同会社（PSJ）との協力を開始しました。これにより、ペスラー社の製品が国内でどのように展開されていくのかについて、注目が集まっています。

ネットワーク監視の多様化の背景

近年のネットワーク環境は、IoTやOTといった新たな技術の進展に伴い、非常に多様化しています。この背景から、ネットワーク監視ツールにも多くのアプローチが求められます。ペスラー社は、その技術力を活かし、ネットワーク管理だけでなく、さまざまな監視ソリューションを提供してきました。海外での実績が豊富であり、今後日本市場でもその特性を活かしていく考えです。

PSJの役割と展望

PSJはペスラー社の日本国内のマーケティング活動を主導し、リセラーチャネルの開発とマネジメントを行う役割を担っています。チャネルパートナーやエンドユーザーと密に連携し、現場からのフィードバックをペスラー社に届けることで、製品の機能向上や新たなコンセプトの提案に貢献します。このような連携により、ペスラー社の製品がより日本市場に適応した形で展開されることが期待されています。日本国内におけるペスラー社製品の販売は、今後PSJを通じて行われることになります。

世界を支えるPRTGの機能

「Paessler PRTG Network Monitor」通称PRTGは、170カ国以上で50万人以上のユーザーに導入されているネットワーク監視ソフトウェアです。システムの死活監視やトラフィック監視、サーバー、アプリケーションの監視機能をオールインワンで提供しており、企業のITインフラを強力にサポートします。特に、PRTGには大規模ネットワーク向けの「PRTG Enterprise Monitor」やクラウド版の「PRTG Hosted Monitor」など、多様なニーズに応える製品ラインがあります。

ペスラー社の概要とCEOのコメント

ペスラー社は1997年に設立され、ドイツのニュルンベルクに本社を置いています。代表のHelmut Binder CEOは、「PSJとの提携により、日本というアジアの有望な市場に進出できることを非常に喜んでいます」とコメントしています。彼は両社の協力によるビジネスの成功に期待を寄せています。

PSJの設立と将来性

2023年に設立されたPSJは、コンピュータソフトウェアの企画や開発、販売を主な業務とし、ペスラー社の日本市場進出を支える重要な役割を果たします。代表の杉山俊彦氏は、ペスラー社のネットワーク監視ツールの革新性や日本市場の将来性に強い信念を持っており、感謝の意を表しています。今後、PSJがどのように日本市場において成功を収めるのか注目されるところです。