世界食文化交流基金(WFC)参加シェフの発表
世界の食文化の発展を目指して設立された「世界食文化交流基金(WFC)」は、2026年に行われる国際的な料理イベントの参加シェフを発表しました。例年、多彩な国から選ばれた料理人たちが、日本の名店で腕を磨くこのプログラム。今年も、ブラジル、カナダ、アメリカ、韓国、台湾からの才能あふれるシェフたちが集まり、交流と学びの場が提供されます。
参加シェフのプロフィール
今回選出された5名のシェフは、いずれも各国で高く評価されている料理人ばかりです。まずは、
GIOVANA NACARATO。彼女はブラジルの日本料理店「Taberna Japonesa Quina do Futuro」の料理長で、50 Best Discoveryにも選ばれた逸材です。次に、
HARUN SEFA YOUNUSSI。トロントの名店で修業した後、22歳で姉妹店の料理長に就任した期待の若手です。また、
MATTHEW KAMMERERは、ミシュラン二つ星を獲得したカリフォルニアの「The Harbor House Inn」の総料理長です。
さらに、
PARK SUNG BAEは、ソウルのミシュラン一つ星店「Onjium」でキャリアを築いたシェフで、韓国料理の伝承と革新を追求しています。そして、
YAO YU CHIANGは、ミシュラン一つ星の「L’Atelier par Yao」の料理長で、テイストの多様性を新しい形で表現しています。
プログラムの内容
今回のプログラムは、2026年2月3日から7日の5日間にわたり、日本のトップレストランで行われる予定です。参加シェフたちは、この期間中に日本のミシュラン3つ星店やアジアベストレストランでの新しい技術や食材の使い方を学びます。
プログラムの最終日には、それまでの学びを活かして、参加者それぞれが一皿を作成します。この実践的な経験を通じて、料理人たちの交流が深まり、信頼関係の構築が期待されています。
交流基金の意義
世界食文化交流基金(WFC)は、料理人同士の交流を通じて、次世代の食文化の発展に寄与することを目的としています。この非営利団体は、未来の食文化を担う若手たちに機会を提供することで、国際的な料理コミュニティを形成し、食の多様性を尊重する文化を育んでいます。
日本プライベートトラスト財団が運営するこの基金は、料理人に新しい技術やアイディアのインスピレーションを提供し、世界各国からの参加者が日本の食文化に触れることで、国際的な食の架け橋を築いています。多様なバックグラウンドを持つ料理人たちが一堂に会するこのイベントは、料理の未来へ向けた重要なステップとなることでしょう。
【公式ウェブサイト】
wfc-foundation
【日本プライベートトラスト財団について】
この財団は、富裕層が保有する資産を、必要な場所へ還元することを目的として設立された団体で、持続可能な社会の実現に向けた様々な活動を行っています。文末には、団体の詳細情報もあるので、興味のある方はぜひご覧ください。