普及が進むXRコンテンツ!プレイキュリオと講談社の共同開発プロジェクト
韓国のスタートアップ、プレイキュリオ社が日本の大手出版社・講談社と提携し、次世代のエデュテインメントコンテンツの開発に乗り出しました。この画期的な契約は、2023年12月19日に東京で締結されました。プレイキュリオの代表、イ・サンジュン氏と講談社の鈴木総括部長が出席し、両社の協力関係が正式にスタートしたことが確認されました。
この共同開発プロジェクトでは、講談社が保有する人気のキャラクターや知的財産(IP)と、プレイキュリオが得意とする拡張現実(AR)技術を融合させた新形式のコンテンツを目指します。プレイキュリオのAR技術は、子供たちにリアルな体験を提供し、学びながら楽しむことができるよう設計されています。
イ・サンジュン氏は「この合弁によって、韓国と日本を超えた大きな市場への足がかりを築けると信じています」と述べ、両社の技術と知識を最大限に活用する意気込みを見せました。また、鈴木部長も「プレイキュリオのAR技術を活かして、日韓を越えた新しいコンテンツを生み出すことを楽しみにしています」と期待の言葉を寄せています。
講談社は1909年に設立された日本の総合出版社であり、『AKIRA』や『進撃の巨人』など、多数の人気作品を世に送り出してきました。最近では、ゲームや映画など多様な分野へ進出を図っており、グローバルには「Imspire Impossible Stories」というテーマのもと、新たな挑戦を続けています。講談社の豊富な出版経験と高いIP力が、これからのエデュテインメントの分野においても強力な武器となることでしょう。
一方でプレイキュリオは、子供たちに向けたエデュテインメントコンテンツを専門とする企業としての経験を持ち、これまでにも多くのデジタルコンテンツを展開しています。2025年には、さらなる国際展開を計画しており、日本やヨーロッパにおいて多くの子どもたちに自社開発のコンテンツを提供していく意向を示しています。
この契約は、日韓ビジネスの経験とノウハウを持つ株式会社COCOAの架け橋として、両国の企業が協力することにより実現したものです。COCOAの代表、宋基東氏は「両社の協力により、革新的なXRコンテンツが誕生することに期待が高まります」とし、日韓の友好関係の更なる深化にも寄与したいという意欲を示しています。
この共同開発プロジェクトは、子供たちに夢と希望を与える新たな挑戦の始まりでもあります。日韓の企業が協力し合い、未来の教育体験に向けて歩み出す姿は、多くの人々にとって注目の的となるでしょう。今後、プレイキュリオと講談社が共に切り開く新しいコンテンツの世界に期待が寄せられています。日本と韓国の両国から発信されるこの新たな協力関係が、どのような成果をもたらすのか、引き続きその行方を見守りたいと思います。