特許庁広報誌「とっきょ」61号が発行
特許庁は、幅広い人々に知的財産への興味を持ってもらうための広報誌「とっきょ」を発行しています。今年の7月30日に発行される61号では、特集テーマに「未来を創造!発明キッズ」を掲げており、主に小中学生の新たな発明のアイデアにスポットを当てています。
未来を支える子どもたちの発明
特集では、小中学生の優れたアイデアが社会に与える影響について考察します。子どもたちの柔軟な発想力や探究心が、周囲の支援を受けることで特許化され、実際の商品や事業へとつながる成功事例を多く取り上げる予定です。特許庁と独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)による知的財産制度を活用した取り組みも紹介され、それによって子どもたちの創造性が如何に後押しされるかを見ていきます。
特集1:光浦更紗さん&光浦健太郎さんのインタビュー
特集の一環として、光浦更紗さんが小学3年生のときに生み出した「繰り返し使えるストロー」が取り上げられます。光浦さんは環境問題に強い関心を抱いており、このアイデアは父親である光浦健太郎さんによって引き継がれました。彼らの「大人の自由研究」は特許権の取得と商品化に至り、ビジネスにも新たな視点をもたらしています。
特集2:嘉手納杏果さんのインタビュー
次のインタビュー対象は、数々の特許を取得している中学生発明家の嘉手納杏果さんです。幼少期から数多くの発明を重ね、「人の役に立ちたい」という信念を持つ杏果さん。彼女が周囲の支援を受けることで成功に至った歩みや、発明家としての成長過程についても詳しく探ります。
知財の重要性を広げる「とっきょ」
広報誌「とっきょ」の目的は、知的財産がビジネスで重要な位置を占めることを広く伝えることです。この雑誌は、知財部門だけでなく、ビジネスパーソン全体に知財の価値を認識してもらうことを目指しています。特に知財に関心がなかった人々にも楽しんでもらえるように工夫された特集は、知識を深め、興味を引く構成になっています。
その他の特集内容
- - マンガ:企業が知財戦略にどのように取り組んでいるかを描く「環境大善株式会社」の事例
- - 支援事例紹介:INPITによる知財支援の重要性を語る「株式会社ISOコーポレーション」の実績
- - 知財TOPICS:近畿大学と大学発ベンチャーによる「近大マグロ」の新たな販売促進戦略
- - お知らせ:特許庁が発表したイノベーション創出の重要性や新たな支援事業について
「とっきょ」を通じて、ビジネスや私たちの生活の中での知財の役割に対する理解が深まることを期待しています。特許庁の公式Xでは最新情報も受け取れるので、ぜひフォローしてチェックしてみてください。リンクはこちらです:
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知財の楽しさや重要さを感じる一冊となっている「とっきょ」。お見逃しなく!