「.Garbon」で廃棄ゼロ
2025-09-10 11:47:52

新たな廃棄物循環ソリューション「.Garbon」が目指す廃棄ゼロ社会への道

新たな廃棄物循環ソリューション「.Garbon」が目指す廃棄ゼロ社会への道



株式会社Gab(東京都渋谷区、代表取締役:山内萌斗)は、炭化技術を駆使して廃棄物を再利用可能な新素材に変換する循環ソリューション「.Garbon」を発表しました。この取り組みは、企業が抱える廃棄物問題を解決し、廃棄ゼロ社会の実現を目指すものです。特に注目すべきはトヨタ自動車との連携によるTOYOTA UPCYCLEプロジェクトへの参加で、両者は廃棄物を新しい価値ある素材に変える実証実験を開始しました。

持続可能な社会の実現に向けた背景



日本では、毎年約316万トンの焼却灰が埋立処分されています。また、約22年以内に埋立容量が限界に達すると予測されており、廃棄物問題は深刻化しています。さらに、年間約150万トンの廃プラスチックが海外へ輸出され、その環境影響も懸念されています。リユース率はわずか3%、リサイクル率も22%にとどまり、従来の「リデュース・リユース・リサイクル(3R)」では十分な効果が見込めません。

.Garbonの革新的なアプローチ



.Garbonは、これまでのリサイクル技術での再利用が困難だった廃棄物を、独自の炭化プロセスによって資源化します。この新技術は、プラスチックや衣類、食品残渣などを炭粉末に変換し、消臭、抗菌、遠赤外線効果を備えた高付加価値素材へと生まれ変わらせます。これにより、企業は廃棄物量やCO₂排出量を削減し、資源循環率を向上させることが可能です。

新素材の可能性



.Garbonから生み出される「.Garbon Synthetic Leather(ガーボン・シンセティック・レザー)」は、人工皮革の一例です。廃棄物由来の総合理想的な素材で、レザージャケットやバッグなど多彩なアイテムに利用できます。また、環境への影響も少なく、使用後には再炭化して100%再資源化が可能です。これにより、持続可能な消費を推進する材料として注目されています。

企業との連携強化



.Garbonは、廃棄物を炭化して新たな素材に変換するだけでなく、企業が自社の廃棄物を回収し循環させる新たなビジネスモデルを創出します。この新しいアプローチにより、従来の焼却依存から脱却し、持続可能な社会への移行を加速させます。さらに、株式会社大木工藝とのパートナーシップにより、炭化処理から素材開発、製品化に至るまでの一貫したサポート体制を構築しています。

今後の展望



.Garbonの本格展開に向け、「炭化検証つき伴走導入プラン」を初回10社に限り提供。企業ごとに最適な資源循環の仕組みを設計し、導入のハードルを低減させる支援を行っています。廃棄ゼロ社会の実現に向け、幅広い業界への展開を目指しており、未来の持続可能な社会を共に創造するためのネットワーク構築を進めていきます。


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会社情報

会社名
株式会社Gab
住所
東京都渋谷区渋谷3-5-16渋谷三丁目スクエアビル2階
電話番号
050-1724-6248

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