WelbyとTIS、地域包括ケアの新たな一歩
株式会社WelbyとTIS株式会社は、地域包括ケア実現に向けた新たなサービス「ヘルスケアパスポートplus」の提供を2026年7月以降に開始することを発表しました。このサービスは、個人の健康情報を一元管理し、医療機関と連携して健康状態の把握を助けるものです。
PHRの重要性
PHR(パーソナルヘルスレコード)とは、個人が自分自身の健康データを管理する仕組みです。このサービスを利用することで、患者は症状の把握から受診、治療、さらにはセルフケアに至るまでの一連の流れを把握しやすくなります。特に、少子高齢化が進み、医療・介護の需要が増加する中で、PHRの普及は重要な課題となっています。
事業の背景
「2030年問題」と呼ばれる、高齢者人口増加に伴う医療・介護の需要増大が懸念される状況が背景にあります。医療従事者の不足や地域医療格差が拡大する中で、地域全体で健康を支えるシステムの構築が求められています。これに向けて両社は、地域の医療機関と連携し、PHRサービスの普及を図ることにしました。
サービスの特徴
1. 「ヘルスケアパスポートplus」の設計
「ヘルスケアパスポートplus」は、Welbyの「Welbyマイカルテ」を基にしており、機能強化がなされます。疾患の管理や日々の健康データの記録が行えるアプリとして、医療機関の情報とも連携可能です。このサービスにより、生活者が健康状態をより簡単に把握できることが期待されます。
2. 情報の相互連携
この新サービスは両社のデータ関連基盤を用いており、ユーザーIDを統合することで、健康、未病、治療、予後などの幅広いデータが活用できるようになります。これによって、ユーザー同士での情報共有が容易になります。
3. 共同でのサービス展開
また、自らの健康を守るための「重症化予防」や「みなし健診」といった自治体向けの施策と連携し、地域の健康問題の解決に向けたアプローチも進めていきます。
今後の展望
今後、WelbyとTISは「ヘルスケアパスポートplus」の開発を進めながら、自治体や医療機関への営業活動を展開していきます。既存の「ヘルスケアパスポート」を利用している機関への移行も行い、全国の地域包括ケアを支える体制を整える予定です。
まとめ
WelbyとTISは、地域包括ケアの実現に向けた新サービスを通じて、生活者の健康データの管理をより促進し、国民の健康の向上に貢献することを目指しています。より豊かな社会の実現に向けて、両社の取り組みに期待が寄せられています。